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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第130話
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達が出て行った後ロイドは小声でキーアに尋ねた。
(うん………セシルとティアなら安心でしょうー?)
(確かにそうね………)
(もしかしたらキーアはシズクさんがイーリュン教で働いているから、自分もイーリュン教で働こうと決めたのかもしれませんね……)
(ハハ、ありえそうだな。)
その後ロイド達は泣き疲れた影響で眠り始めたシズクをセシルとツァイト、ティアに任せた後部屋を出た。
「しかしマクレインを連れ戻す話はともかく……大統領の関係者達は一体どこに行ったんだ?」
「しかも肝心のキーアさんもいないようだし……」
部屋を出たダドリーとルフィナは考え込み
「………そうだな。」
「……伝言を残したという事はひょっとしてタワーには――――」
エリィが呟いたその時、ロイドのエニグマが鳴りはじめた。
「おっと……(スピーカーモードにするか。)」
鳴りはじめたエニグマに気付いたロイドは通信を開始した。
「ああ、ロイド君達!直通エレベーターのセキュリティ、やっと解除できたよ〜!」
「本当ですか!?」
「よかった、これで……」
「ただ、どうも他のフロアにはほとんど人が残っていないんだ。こちらのサーチから逃れて隠れているとも思えないし。」
「それは……」
「おいおい、そんじゃあキー坊たちは一体どこに……」
「……………」
協力者であるロバーツ主任からの意外な情報を聞いたティオは真剣な表情になり、ランディは目を細め、キーアは複雑そうな表情で黙り込んだ。
「ただ一箇所……オルキスタワーの屋上に”誰か”いるみたいだね。あの白い人形と一緒に。」
「……!」
「ほう?たった一人で俺達を待ち受けているとはいい度胸じゃねえか?」
「一体何者かしら?」
「”神機”と共にいるという事はそれで私達を撃退する為でしょうね。」
「……もしかしたら普通のやり方では勝てないと判断して、”神機”による迎撃をする為に私達を待ち構えているのかもしれないわね。」
ロバーツの話を聞いたロイドは真剣な表情になり、ギュランドロスは好戦的な笑みを浮かべ、ロカは眉を顰め、エリゼとルフィナはそれぞれ推測し
「……エレベーターで屋上に行く事は可能か?」
ヴァイスは真剣な表情で尋ねた。
「ああ、ロックは解除したからそのまま上がれるはずだ。行くのであれば気を付けて!」
「了解です。」
「それでは失礼します。」
そしてロイドは通信を止めた。
「”結社”の博士か、それとも……」
「わからん……行ってみるしかねえだろ。」
「近くにある直通エレベーターが使用可能になっているはずです。必要なら1Fまで
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