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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第130話
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った痛ましい事件で重傷を負った患者達やアルバレア公爵夫妻と共にメンフィルに引き渡されたテロリストの女性の治療も皆さんに任せても大丈夫なくらいまで終わりましたから、昨夜ベルガード門に戻ってきたんです。それよりも………ごめんなさいね、シズクさん…………シズクさんの件を知った時、できれば反対したかったのだけど、シズクさんの今後を考えるとそれが一番良いとしか考えられなくて……………でも、お母様の提案ならばある程度は貴女を自由にできるわ。……………いきなりで申し訳ないけど………実の父親であるアリオスさんと親子の縁を切るのは凄く辛いと思うけど……………代わりに私とお母様が貴女の家族になってもいいかしら?」
エリゼに説明したティアは申し訳なさそうな表情でシズクに尋ね
「そんな……そんな……!わたしなんかがティア様とセシルさんの家族にしてもらえる資格なんて………ましてやお父さんがセシルさんの婚約者さんを殺したのに………そのお父さんの娘であるわたしがセシルさんにそこまでしてもらう資格なんてないのに……!うううっ…………!」
微笑まれたシズクは涙を流して泣き始めた。
「―――私の事は気にしないで、シズクちゃん。アリオスさんがまだガイさんを殺害した犯人だと決まった訳ではないとロイドも言ったでしょう?それにずっと病院で一緒にいたんだから、家族のようなものじゃない。」
「ううっ……ヒック………ありがとう………ございます……………わたしなんかで……よろしければ…………お願いします……………」
自分を抱きしめて優しげな微笑みを浮かべて言ったセシルの言葉にシズクは泣きながら頷いた。
「フフ、これからは私が貴女のお姉さんでお母様が貴女の母親でもあるからよろしくね?」
「は、はい……………よ、よろしくお願いします………ティア姉様……セ、セシルお母さん……………」
ティアに微笑まれたシズクは戸惑いながらティアとセシルを見つめ
「ええ、よろしくね。」
見つめられたセシルは微笑んだ。
「―――――幸いシズクさんは私達と同じイーリュン教の信徒ですからシズクさんが16歳になるまではお母様に預けて、16歳になった時、私の補佐としてイーリュン信徒として働いてもらいます。それならシズクさんがアリオスさんに代わって世界中の人々に罪を償う事もできますから、それでいいですよね?」
「……………まあいいだろう。その娘に関しては何の仕事に就かせるべきか、まだ決めていなかったしな。―――ここでの目的は果たした。撤収!」
「ハッ!」
真剣な表情をしたティアに尋ねられたリウイは頷いた後外套を翻して兵士達と共に部屋を出て行き
(……キーアはこの事を全て知っていたから、俺達に止めるなって言ったのか……?)
リウイ
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