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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第129話
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て……それで……グス……」

「大丈夫―――後戻りができないなんてそんな事があるもんか。」

「お父さんのことはきっと連れ戻してみせるわ。特務支援課の名に賭けて。」

涙を流しているシズクに元気を出してもらう為にロイドとエリィは優しげな微笑みを浮かべて語りかけ

「ま、こんな可愛い一人娘を泣かせるような不良オヤジは一発ぶん殴ってやらねぇとな。」

「……ですね。首に縄をかけてでも連れて帰りましょう。」

ランディは疲れた表情で呟き、ランディの言葉にティオは頷いた。



「シズクちゃん………」

「………………(彼女の処遇を考えると何とも言えないわね。)」

その様子を見たセシルとエリゼは複雑そうな表情で黙り込み

「「……………………」」

ヴァイスとギュランドロスはシズクを見つめて黙り込んでいた。



「……局長。」

「シズクちゃんがここまでしているんですから、何とかアリオスさんだけでも許してあげてください……!」

そしてロイドとエリィが真剣な表情で二人を見つめて言ったその時、何かが割れる音と地震が起こった!



「な、なんだ……!?」

「何かがタワーにぶつかったみたいだぞ……!?」

異変にロイドは驚き、ランディは厳しい表情で叫んだ。そして少しの時間が経つと大勢の足音が聞こえ

「大勢がこっちに近づいてきます……!」

「何……!?」

「まさか国防軍か猟兵共か……!?」

ティオの警告を聞いたダドリーは驚き、ランディは厳しい表情で呟き

「―――どうやら到着したようですね。」

エリゼが静かな表情で呟いたその時扉が真っ二つに斬り裂かれ、そこからリウイ率いるメンフィル兵達が次々と入って来た!
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