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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第129話
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クに正体を尋ねられたキーアは苦笑ながら答えを誤魔化した後微笑みながら答え

「そ、そんな……私の方こそキーアちゃんには一杯お礼が言いたいですよ……!」

キーアの答えを聞いたシズクは謙遜した様子を見せて答えた。



「……シズクちゃん。俺達はキーアを取り戻しに来たんだ。あの子や、アリオスさんたちがどこにいるか知ってるかい?」

「ごめんなさい……わたし何も知らなくって……キーアちゃんは昨日から見かけていなくて……それと……お父さんからはロイドさんへの伝言を預かりました……」

「え……!?」

「アリオスさんが……!?」

(一体何を……)

シズクの話を聞いたロイドとセシルは驚き、ルファディエルは考え込んでいた。その後シズクはある包みを机に出した。



「この包みは……」

「お父さんがロイドさんに渡してくれって……どうぞ、開けてみてください。」

「あ、ああ……」

シズクに促されたロイドが包みをあけるとトンファーが出てきた!



「……これは……」

「ま、まさか……」

「ガイさんが使っていた……」

「……間違いない。ヤツが使っていた得物(トンファー)だ。現場から持ち去られていて行方不明になっていた……」

(”ゼロ・ブレイカー”。刀傷がついている所を見ると、これで自分の事が露見する事を恐れてガイが殺害された後持ち去ったのね……まあ当時の私が見たら真っ先にアリオスが関係している事は疑ったでしょうね。)

トンファーを見たロイドは驚き、ティオとセシルは複雑そうな表情をし、ダドリーは疲れた表情で答えた後複雑そうな表情でトンファーを見つめ、ルファディエルは目を細めて考え込んでいた。



「これは……”太刀”による刀傷ですね。」

「と言う事はロイドのお兄さんを手にかけたのは……」

一方トンファーについている刀傷を見たエリゼは真剣な表情をし、ロカはシズクを気にしながら辛そうな表情でロイドに視線を向けた。

「ロイド……………」

「………………………」

エリィに見つめられたロイドは黙り込み

「……ごめんなさい……本当にごめんなさい……………お父さんが……父がロイドさんとセシルさんに酷いことを……」

シズクは涙を流して謝り続けた。



「―――シズクちゃん。負い目を感じる必要はないよ。本当にアリオスさんが、兄貴を手に掛けたと決まったわけじゃないし……どうやら、まだ見えていない、隠された真相がありそうだ。」

「……そうね。」

「え…………」

しかしロイドの口から出た予想外の答えとそれに頷いたセシルの答えを聞くと呆け

「どういう事だ?」

ランディは真剣な表情で尋ねた。



「この
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