暁～小説投稿ｻｲﾄ～:英雄伝説～運命が改変された少年の行く道～（閃Ⅱ篇）第127話

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英雄伝説～運命が改変された少年の行く道～（閃Ⅱ篇）

第127話
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～クロスベル駅～

「―――来たわね。」

「よ、久しぶりだな。」

ロイド達の気配に気付いたキリカ補佐官とレクター少尉はそれぞれドアの近くにいるロイド達に声をかけた。

「………ご無沙汰しています。」

「なるほど、列車の通信器から支援課の車に連絡したんですね。」

「ご明察。」

二人に声をかけられたロイド達は二人に近づいた。

「フフ…………改めて見ると錚々たる顔ぶれね。星杯の守護騎士と伝説の凶手に加えて”聖魔皇女”の守護者までもが一緒なんて。」

「当然、僕の背景くらいそろそろ掴んでいるか。」

「………………………」

「―――私はあくまで専属侍女長。リフィア殿下の守護者はゼルギウス様達です。」

口元に笑みを浮かべて言ったキリカ補佐官の言葉を聞いたワジは口元に笑みを浮かべ、リーシャは真剣な表情でキリカ補佐官を見つめ、エリゼは静かな表情で答えた。

「まさか貴方方がクロスベルに残っているとは思っていませんでした。あれから、ずっとこの街に？」

「ああ、調べることが色々とあったからな～。だが、これでようやくエレボニアに帰れそうだぜ。」

「調べる事……？」

レクター少尉の言葉を聞いたロイドは不思議そうな表情をした。

「ちなみに、俺達以外にもリベールの関係者が動いてるんだが………ひょっとして知ってるか？」

「ああ……R&Aリサーチのレインズさんですね。もしかして彼とも協力を？」

「ええ、この件に関してはお互い情報交換をしているわね。民間の調査会社にしては優秀な情報網を持ってるし。」

「ま、民間だと人手不足だろうから各地に人を回しきれないで苦労してんだろうけどな～。」

「それはともかく………”鉄血宰相(アンタのボス)”が撃たれて行方不明の上、局長達やメンフィルがエレボニアに宣戦布告しただろうが？こんな所で油売ってていいのかよ？」

レクター少尉の話を聞いたランディは目を細めて尋ねた。

「ああ………ギリアスのオッサンと数日前の”クロスベル帝国”の宣言のことか。オレが急いで帰ったところで助けられるワケでも、オレ一人でメンフィル軍と戦えるワケないしなー。それにあのオッサンにしてみりゃ、自分の事もクロスベルの事も想定してた局面のうちだろうしよ。」

「え……！？」

「想定していたって……自分が撃たれることを！？」

レクター少尉の口から出た予想外の話を聞いたエリィは驚き、ロイドは尋ね

「クロスベルの事というのは………今回の事件のことですよね？まさかヴァイスさん達の宣言は入っていないでしょう？」

ティオも続けて尋ねた。

「あのオッサンにとって全ては遊戯盤の”駒”だからな。クロスベル

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