暁 〜小説投稿サイト〜
春の歩道
1部分:第一章
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しくなるもの

 激しい雨もたまにはないと不安になる

 ここまで降らないと大丈夫なものかと

 けれど今降ってくれた長い間激しく降ってくれる

 そんな雨を見てほっと落ち着く気持ちになる

 鬱陶しいと思う気持ちはそこにはなくて

 ただ雨が嬉しい  銀色の雨が嬉しい

 そのまま暫く降り続けて  僕達に潤いを与えて欲しい

 
 暫く見なかった雨が降って

 心が嬉しくなってきた

 恵みの雨と言うべきかやっと降った

 奇麗な雨が街にも山にも降ってくれて

 乾いていた世界を潤してくれている

 静かではなくかなり激しく降り注いでくれて

 それを見ている僕の心まで潤してくれる

 穏やかな気持ちにさせてくれる雨に

 感謝して今は  銀色のワインを出して

 降り続ける雨に乾杯  雨を見ながら酔うことにした


 鬱陶しいと思う気持ちはそこにはなくて

 ただ雨が嬉しい  銀色の雨が嬉しい

 そのまま暫く降り続けて  僕達に潤いを与えて欲しい

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