第5巻
厨房での仕事とツーショット写真イベント×四人との休憩時間
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か茶碗を拝見したりするがそこまで本格的な茶道ではない。抹茶を頂くと言う事の茶道教室のようだったし、最近になって作法やら礼式を忘れた俺は再度勉強デモするかと思った。部長さんに見送られてから俺とラウラは茶室を出た。
「俺としては作法知らずだったが、流石だと言いたいよラウラ」
「これでも日本文化に興味津々の私だからな、嗜み程度に習ったが一夏はどうなのだ」
「あー、多分昔だったら作法知っていたが今だと知らず知らずだからな。茶道で思い出したが、ラウラは和服を着ないのか?」
「和服も着てみたいが、私には似合うだろうか」
「普段ロングの銀髪をアップにして、着物姿と言うのも案外似合うかもしれんぞ」
俺がそう言ってやると表情が豊かになっていたので、機会があれば着てみるのも悪くないと言ってラウラとの休憩時間は終了した。次はセシリアだが、正直言って俺は何でも出来ちゃうからどこを回ろうと悩んでいたが結局吹奏楽部の楽器体験コーナーに行ってみた。
「セシリアは知っていると思うが、俺は何でも出来る万能人だ。だがセシリアが行きたい所なら一緒に行くがな」
「一夏さんはピアノやバイオリンも出来ますが、吹奏楽で使ってる楽器もやってみたいと思いましたの」
扉を開けると何やら閑古鳥が鳴いているように部長だけが、部屋の真ん中でボケーっとして楽器の手入れをしている様子を見ていた俺はすぐに空気を察した。多分余り人気が無くて、ここを訪れる者も少ないだろうと思ってると俺らに気付いた部長が顔を上げていた。
「おお!おお!やっと六人目のお客さんだ!さあさあ、こちらへ!って、織斑さんじゃん!写真撮ってもいいですか?」
「問題ないのでどうぞ」
「やたっ!」
携帯電話の着信音が鳴るようだが、そのまま画面を眺めてニヤニヤしている部長にセシリアが咳払いした事で切り出してくれた。で、ここではどの楽器でも体験出来るようだけど部長のおススメはホルンらしい。
「ホルンね、随分前にやった事あるが」
「ホントに!だったら早速吹いてみてよ」
チューニングしていたホルンにマウスピースを差して渡してきたので、受け取ると素早く持ってから吹いてみた。すると良い音色が響き渡ったのか、外からの者らが音色を聞いたのか次々と来た事で吹奏楽部部長は嬉しそうになっていた。目を瞑って吹いていたのか、吹き終ると盛大な拍手をしていたので目を開けた。
「凄ーい!流石は織斑さんだよー・・・・ホルンの音色だけでここまでお客さんが来たんだから!」
「弦楽器が得意だけど管楽器も得意何だよねー。セシリアもやってみたら?」
「ではそうさせてもらいますわ」
「マウスピースは交換した方がいいか」
そう言って交換してから吹いたセシリアだったが、幸いにも出来た
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