第5巻
厨房での仕事とツーショット写真イベント×四人との休憩時間
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聞かれたので時間短縮と味付けも決まる。
「俺的には何となく分かったが、シャルは料理部に入るのか?」
「一夏には負けるけど、箒達には負けたくないからなー」
そう思っているとシャルとの休憩時間が終わり、次はラウラの番となるが何故か俺の回りをキョロキョロしていたのでハリセンで叩いてから落ち着いてもらった。
「まるで不審者に思えるぞ、ラウラ。後ろには桜花もいるし、IS学園内にはブラック・シャーク隊のメンツらがいるからな」
「なるほど、では大丈夫そうなので手を握っても大丈夫ですか?」
「お前は相変わらずだな、それくらいなら構わんよ」
茶道部に行きたいと言っていたので、手を握っているのかラウラの顔が若干赤い。ふっ、乙女だなーと思いながら茶道部に入ると写真撮影の許可を出してから撮影した。
「茶道部は抹茶の体験教室をやってるのよ。こっちの茶室へどうぞ」
「ほう。畳とは本格的なのだな」
先程の料理部もそうだが、どの部屋も設備面が非常にしっかりとしているが一組の厨房もしっかりとしている事を思い出していた。世界中から入学希望者が殺到するIS学園と言う事だろうし、設備面や他に対しても大丈夫だろうしな。
「じゃあ、こちらに正座でどうぞ」
「しかし、一流シェフとメイドが畳で抹茶と言うのは絵にはないな」
「そうだな。普通畳には和服を着るのが常識とされているが、教官が爆笑された事で一時的には私は居づらくなった」
「千冬はあくまで様子見だったが、ラウラのメイド姿を見て噴き出したからな。楽しそうに眺めていたが、俺は厨房にいたから詳しくは知らんけど」
俺は厨房で見ていたので、詳細は知らんけど何やら楽しそうに眺めていたのを思い出していた。あの時のラウラを例えるなら、最前線に配置された新兵のような有様だと後程聞いた。
「ウチは余り作法とかうるさくないから気軽に飲んでね」
「ならそうさせてもらおうか、正直言ってこう言う作法に慣れてなくてね」
着物姿の部長さんはにっこりと微笑んだ後、茶菓子を受け取って食べるが甘い白餡が美味しいのでこれはこれでイケると親指を立てた。ラウラは茶菓子に口を付ける事なく何やら難しそうな顔をしてたので、聞いてみると茶菓子をどう食べればいいか分からない様子。白餡で作ったウサギだが、なかなか愛嬌のある顔立ちをしているが抹茶が飲めないのでさっさと食べてもらった。
「どうぞ」
「頂こう」
「お点前頂きます」
俺は国連軍少将なのか作法など関係なく飲んだが、この苦味は懐かしく感じた。ラウラはと言うと一礼してから茶碗を取って二度回して口に付けていた。
「美味かった」
「結構なお点前で」
お決まりのセリフを言ったラウラだけ再度一礼するが、本来だと確
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