機動戦艦ナデシコ
1339話
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イザークはあっさりと頷きを返す。
少し考え、すぐに納得する。
確かにイザークは戦いたかったのかもしれないが、俺達がシロガネで出撃する以上、ニヴルヘイムにはエザリアが残る事になる。
マザコン気味のイザークとしては、自分でエザリアを守ることが出来るのは大歓迎だった……といったところか。
「よし、なら戦力の配分は決まったな。ナタル、メギロートとシャドウはどうする? 今シロガネにある分だけでいいか? 補充が必要なら、俺が空間倉庫に入れて持っていくけど」
その言葉にナタルは少し考え……やがて頷きを返す。
「一応こちらにある分だけで木星蜥蜴への対処は出来ると思うが、いざという時の事を考えて、多少の余裕を持っておきたい。頼めるか?」
「分かった」
この辺の用心深さが軍人家系の出だけあるよな。
旗艦のシロガネを任せてある以上、ナタルのこういう性格には助かる。
ちなみにニヴルヘイムは機動要塞という扱いである以上、旗艦はあくまでもシロガネだ。
「じゃあ、それぞれ準備を頼む。連合軍にシャドウミラーの実力をこれ以上ない程に見せつけて、俺達に対して妙な考えを抱かせないようにしっかりと教え込む事にするぞ」
「へいへい、相変わらずアクセルは厳しいねぇ。ナデシコ世界の人達に同情するよ」
「ムウ!」
俺の言葉にムウがそう告げるも、次の瞬間にはナタルに足を踏みつけられて、悲鳴を上げる。
そんな様子に見ながら笑い声を上げ、何だかんだといつものようなシャドウミラーの面子だとつくづく思うのだった。
……緊張とか、そういうのはどこにいったのやら。
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