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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL18 再戦、加藤桐谷
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ってるよ………」
「耳が痛い………」
黒崎の言葉は俺にも該当するので耳が痛い。だが実際その通りである。
「さて神崎、次は……って乱入者?」
不意に警告文が出現し、現れたのはあのとき戦った相手だった。
そして以前と同じ様に『キルモード』が表示される。
「来たか………」
「零治……?」
ニヤリと笑みを浮かべる零治。それと同じくして神崎が相手の顔を見て固まった。
「黒崎、神崎、あいつの目的は俺だ。俺もあいつと戦う日を待っていた。だから手は出さないでくれ」
「おい零治、何を………」
だが零治の顔を見て黒崎はそれ以上何も言わなかった。
「………終わったら詳しく話を聞かせてもらうからな」
「ああ」
そう返事をし、黒崎達は後方へ下がった。
「………友達も一緒でも良いぞ?」
「要らないよ、俺1人で充分だ」
余裕とも取れる零治の言葉に桐谷は眉を吊り上げるが、零治の顔は穏やかだった。
「………何故そんな顔をする?俺を殺す秘策でもあるのか?」
「殺す?………だよな、お前は結局ブレイブデュエルを何も分かってない。だからこそ勝てない」
そう言って零治は姿を変える。赤いラインの入った白銀の騎士。
「それは………!!」
「加藤桐谷、お前をそこまで追い詰めているものが俺には分からない。加奈の為に俺を殺す………それが何故加奈の為になるのかも分からない。分からない事だらけだ」
「お前が知る必要は無い」
「でも俺は知りたい。お前を追い詰めているものから救い、そして加奈を救い、誰もが皆笑ってブレイブデュエルを出来る様に………」
「それは………絶対に訪れない未来だ。どちらかが死にどちらかが生きる。それは決まった………」
「俺は頑固だし、俺の両親の意志を継いでこのゲームを作ってくれた開発者のど根性を舐めるな。相当しつこいし、簡単に挫ける物だと思うなよ桐谷!!」
パルチザンランチャーを発射し、最初に戦闘の口火を切った。
「………いいだろう。だったら俺が勝ち、俺の言ったことを証明してやる。そして今度こそ加奈をアイツから解放する!!」
桐谷は赤い装甲に包まれた姿で攻撃を防いだ。
『アルトアイゼン………』
「それがあの鎧の名前か?」
『ええ。………まさか互いに敵として向かう合う事になるんてね………』
アーベントが気になる事を呟いたが、聞いている余裕は無い。
「今度はこちらから行かせてもらう!!」
バーニアが火を噴き、一気に加速してこちらに近づいてくる。
「速いが………アーベントはその上を行く!!」
桐谷に背を向け、此方も動く。いくら突貫力があっても元のスピードではかなりの差がある。
「くっ………!!」
アルトアイゼンのステークは空を切
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