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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第122話(第2部中断)
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”処刑”以外の方法で罪を償わせるように手配しておくわ。それともしエレボニア帝国が”戦争回避条約”の期間内に内戦を終結した際は彼女を”処刑”しないように言い含める必要があるわね。その前に当事者のレンやリフィアお姉様にも事情を説明しておかないとね。」

「……わかりました。――――まあ、スカーレットさんの件がリフィア殿下の耳に入れば、結果的には合意になったとはいえ、スカーレットさんに性的暴行を加えたリィンさんも罰を受けた事になりますからちょうどいいですね。」

プリネの話を聞いたツーヤは笑顔になり

「え?それは一体どういう…………―――あ。ア、アハハ……た、確かにそうね。」

ツーヤの言葉に呆けたプリネだったがリフィアの耳に入れば専属侍女長であるエリゼの耳にも入る事にすぐに気付き、苦笑していた。

「というかリィンさんがスカーレットさんに性的暴行を加えている映像データもエリゼさんに渡した方がいいような気がしてきました。」

「さ、さすがにそれは…………でも、そうね。今回は私達まで巻き込んだんだし、いくら結果的に合意になったとはいえ性的暴行を加えた事は一人の女性として許せないから、エリゼさんに渡して、後の事は彼女に任せましょう。」

そしてツーヤの提案に冷や汗をかいたが、すぐに気を取り直してツーヤの提案に頷いた。



〜20分後・クロスベル・ベルガード門〜



「…………そうか…………う、うむ…………勿論エリゼにも伝えておく。ではな………」

20分後プリネから連絡を受けたリフィアは冷や汗を滝のように流して表情を青褪めさせて身体を震わせながら通信を終えた。

「………よりにもよってエリゼが戻ってくる直前でまた増やすとは…………”S”の件を知ったエリゼの反応が目に浮かぶな…………というか一体何時の間に余がエリゼの知らぬ間にリィンが落とした女をエリゼに報告する係になったのじゃ……?ハア…………」

そして通信を終えたリフィアは通信内容をエリゼに伝えた時のエリゼの反応を思い浮かべ、頭痛を抑えるかのように片手で頭を抑えて疲れた表情で大きな溜息を吐いた。



リィン達がバリアハートに寄航して休息を取っていたその頃、ロイド達の手によって侵入者を阻み続けていたクロスベル市を覆っていた謎の結界がついに解かれた為、クロスベルの解放を望むロイド達”特務支援課”や”六銃士”を始めとする多くの有志や協力者達による”クロスベル解放作戦”が行われようとしていた……!
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