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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第121話
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は信じられない表情をし
(ベ、ベルフェゴール様!?)
(…………何故その必要があるのですか。)
メサイアは驚き、アルティナは表情を厳しくし
(…………なるほど。”そう言う事”ですか。)
(……リィン、ベルフェゴールはね。貴方に憎しみや怒りを持って貰う事でスカーレットに”生きたい”って思わせるようにスカーレットを犯すように言ってるんだと思うわ。―――かつて彼女が憎んでいた仇が生きていた時の彼女のように。)
ある事に気付いたリザイラは納得し、アイドスは静かな表情でベルフェゴールの意図を説明した。
(!!)
(あらら、答えを言う前に言われちゃったわね。さすがは”生”を大切に思っている”女神”と言った所かしら?さて―――どうするの、ご主人様。犯すのならいつものように邪魔者が入らないように結界を展開してあげるわよ。)
アイドスの答えを聞いたリィンは目を見開き、ベルフェゴールは苦笑した後真剣な表情で問いかけた。
(本当に……それしかないのか………?怒らせるにしても憎ませるにしても、もっと他の方法はないのか……?)
(私が思いつく限りないわね。故郷も仇も失って抜け殻のようになっているのだから、そこに憎しみの炎を再び宿すとしたら普通の女性なら誰もが大切にしている貞操を無理矢理奪って、徹底的に犯す事よ。幸いその女は”処女”だし。)
(……何で調べた訳でもないのにその…………スカーレットが”純潔”である事がわかるんだ?)
(うふふ、私は睡魔族の女王種よ?その程度の事がわからない訳がないでしょう?第一女性が”処女”であるかどうかの判断なんて、私じゃなくても睡魔族なら誰でも見分ける事ができるし、他の種族だって見分ける事ができる種族はたくさんいるわよ。それでどうするの?)
(………………わかった。結界を展開してくれ。)
(ええ。―――はい、結界を展開したわ。アイドス、貴女も念の為に認識障害の結界もしてもらえるかしら?)
(―――わかったわ。リィン、結界が解けない限り誰も来ないから後は頑張って。)
そしてリィンの頼みに応じたベルフェゴールは結界を展開し、ベルフェゴールに続くようにアイドスも結界を展開した。
「……スカーレット。もし、俺が貴女を犯したら貴女は俺をどう思う?」
「ハ……?フフッ、何を言い出すかと思えば。坊やにそんな事ができる訳がないでしょう?そんな嘘にあたしが引っかかるとでも思っているのかしら?」
結界が展開された後呟いたリィンの言葉に一瞬呆けた後苦笑しながら指摘したが
「……普通に考れば嘘だと判断するのが当然だな。―――だけど残念ながら俺は”本気”だ。」
「え。」
「……命を落とす前に今まで犯した罪の償いの一部として、”
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