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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第121話
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父もちょっとは浮かばれるでしょうしね……」

「え……ど、どういう事だ!?まるで今すぐ死ぬみたいな事を言ってるように聞こえるぞ……!?」

寂しげな笑みを浮かべるスカーレットの言葉を聞いたリィンは血相を変えて尋ねた。

「あたしはテロリストよ。どうせこの後待っているのは極刑である処刑でしょうし、メンフィルがあたしの身柄をエレボニアに渡さず裁くにしても処刑だと思うわよ。かつて”通商会議”の際”列車砲”で各国のVIP達ごと”鉄血”を葬ろうとしたからね。確か通商会議に参加したメンフィルのVIPは”聖魔皇女”と”殲滅天使”の上、”特別実習”で君のクラスメイト―――”姫君の中の姫君(プリンセスオブプリンセス)”もあの場にいたでしょう?皇族どころか、国の跡継ぎの命を脅かした”賊”をメンフィルが許すと思っているのかしら?―――ユミル襲撃やケルディック焼討ちを指示したアルバレア公爵どころかその妻も処刑したメンフィルが。」

「………それは…………」

スカーレットに問いかけられたリィンは反論できず、辛そうな表情で黙り込み

「それにもし処刑をしなかったら、あたし自ら処刑にするように嘆願する気よ。

「何だって!?どうしてそこまでして死にたいんだ!?」

自ら処刑を望むスカーレットの話を聞くと血相を変えた。



「燃えカスになったあたしには生きる気力ももうないわ………”癒しの聖女”もわざわざあたしの傷を治すとか、余計な事をしてくれたものよ…………」

「………………”生きる気力”……………(何とかスカーレット自身に”生きたい”って思わせる方法はないのか……!?)」

スカーレットの様子を見たリィンは悔しそうな表情で考え込み

(…………マスター…………)

(リィン様…………)

(リィン…………)

(……難しい問題ですね。)

リィンの思念を受け取ったアルティナは敵であった自分と契約した際の出来事を思い出して複雑そうな表情をし、メサイアとアイドスは辛そうな表情で見守り、リザイラは重々しい様子を纏った。

(……その女に”生きたい”って思わせる方法はなくもないわよ。)

(え……ほ、本当か、ベルフェゴール!?一体どんな方法だ!?)

その時ベルフェゴールは真剣な表情で念話を送り、ベルフェゴールの念話を受け止めたリィンは尋ねた。



(一応確認するけど、どんな”理由”でもいいから、それを”理由”にその女に生きてもらいたいのよね?)

(ああ。頼む、もしあるなら教えてくれ……!)

(……わかったわ。それじゃあ…………―――その女を犯しなさい。それも徹底的に。)

(なっ!?ベ、ベルフェゴール!?一体何を……!?)

しかしベルフェゴールから返って来た予想外の答えにリィン
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