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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜アルバレア公爵家の最後〜
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ユミルの領主であるシュバルツァー家に償いをする為に、彼はシュバルツァー家に仕える立場になると共にメンフィル帝国より”男爵”の爵位が与えられ、ケルディックの領主になる事がエレボニア帝国がメンフィル帝国との戦争を回避する条約の内容の一部でもあります。」
「なっ!?ユ、ユーシス、貴様……ッ!我が身可愛さに祖国であるエレボニアを裏切って私達をメンフィルに売ったのか!?貴様、それでも私の……いや、誇りある”四大名門”の”アルバレア家”の一員か!?」
「所詮は下賤な輩が産んだ人間ですわね!ルーファスがあれ程貴方を可愛がっていたというのに、そのルーファスを処刑した国の”狗”に成り下がるなんて!」
プリネの説明を聞いたアルバレア公爵夫妻は怒りの表情でユーシスを貶し
「………………ッ…………!」
「ユーシス…………」
「………………」
「貴方達という人は……!」
辛そうな表情で唇を噛みしめているユーシスをリィンとマキアスは心配そうな表情で見つめ、ツーヤは怒りの表情でアルバレア公爵夫妻を睨んだ。
「――――フウ。呆れ果ててものも言えないわね。」
「ええ。―――これより公開処刑を始める!全員、十字架から離れなさい!」
呆れた表情で溜息を吐いたレンの言葉に頷いたサフィナが指示するとアルバレア公爵達を囲んでいたリィン達やケルディックの民達はアルバレア公爵達から離れ
「―――始めろ。」
「ハッ!!」
レーヴェに指示をされた兵士達は何かの液体を十字架やアルバレア公爵に振りかけた。
「この匂いは確か……」
「油……それも可燃性の高いのだね。」
風によって匂って来た液体の匂いを嗅いだガイウスは眉を顰め、フィーは真剣な表情で呟いた。するとその時松明を手に持つ兵士達が現れ
「松明……?一体何の為に……?――――!!」
「火!?ま、まさか……!」
「”
火刑
(
かけい
)
”か――――!」
松明を見て何かを察したジョルジュは血相を変え、セレーネは表情を青褪めさせ、ラウラが厳しい表情で声を上げたその時、兵士達は松明を十字架の足元に次々と投擲した。すると油をかけられていた十字架やアルバレア公爵達は勢いよく燃え始めた!
「ガアアアアアア―――――ッ!?」
「イヤアアアアア――――――ッ!?」
「熱い!熱いよ―――――ッ!?」
「ウアアアアアア――――ッ!?」
炎に包まれたアルバレア公爵夫妻や猟兵達は悲鳴を上げ
「これが怒りに満ちたメンフィルの”裁き”か…………」
「よりにもよって”火刑”とは……ユミルとケルディックに火を放った猟兵達やそれを指示したアルバレア公爵にとっては”因果応報”になりましたな……」
「怒りに満ち
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