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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第117話
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ね!ちょうどいいですわ……クロスベルで貴女の兄から受けた屈辱、ここで返させて頂きますわ!」
アイドスの答えを聞いたデュバリィはアイドスをよく見てアイドスが女性であり、自分が知る人物ではない事に気付いた後不敵な笑みを浮かべた。しかしデュバリィの発言を聞いたリィン達は穏やかな性格をしているとは言え、実力からすれば敵味方含めて間違いなく”最強”であると共に”人の身では絶対に勝てない存在”と言ってもおかしくないアイドスに向けたデュバリィの発言の無謀さに気付いていた為冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「え、えっと…………」
「ハハ…………」
「ニシシ、よりにもよってアイドス相手によくあんな事が言えるよね〜?」
「むしろアイドス相手にどれだけ持ちこたえられるかは向こうの方だよね。」
「ま、まあ向こうはアイドスがどれだけの強さか知らないからあんな事を言っても仕方ないよ……」
我に返ったエリスとリィンは苦笑し、ミリアムは口元に笑みを浮かべ、フィーは呆れた表情でデュバリィを見つめ、エリオットは困った表情をし
「……あ……今、あの人がアイドスに酷い目にあわされる所が見えたわ……」
「フッ、予知能力を使わなくてもそのくらいの事、俺達でもわかる。」
「えっと……戦闘不能に留める程度に手加減はするつもりだけど……」
ゲルドの予言と静かな笑みを浮かべるユーシスの言葉を聞いたアイドスは困った表情をした。
(アハハハハハッ!ただの人間が古神相手によくあんな無謀な事が言えるわね♪)
(ふふふ、アイドスの強さをその身で思い知った時の反応が期待できそうですね。)
(ア、アハハ……相手はアイドス様の強さを知らないのですからあのような態度でいられるのも仕方ないかと。)
(……御愁傷様です、”神速”のデュバリィ。)
一方リィンの中にいるベルフェゴールは腹を抱えて笑い、リザイラは静かな笑みを浮かべ、メサイアは苦笑し、アルティナは静かな表情で呟いた。
「な、何ですの!?そのまるで可哀想なものを見るような目は!?ググググ……ッ!このわたくしを何度も侮辱した事……絶対に許しませんわっ!覚悟しなさいっ!!」
リィン達の反応を見たデュバリィは怒りの表情で声を上げた後リィン達へと向かい
「俺とアイドスが”神速”の相手をする!他のみんなは分散して人形兵器の方を頼む!神気―――合一!!」
「いいだろう!―――行くぞっ!!」
”力”を解放したリィンはアイドスと共にデュバリィへと向かい、ユーシスは仲間達と共に分散して人形兵器達へと向かって行った!
そしてリィン達はデュバリィ達との戦闘を開始した!
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