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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第117話
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フィル帝国に勝利できると本気でお思いなのですか……?」

「問答はムダだね。早い所拘束してプリネ達に引き渡そう。」

「ん、クレアたちも前線で戦っている真っ最中だしね。」

アルバレア公爵の怒鳴りを聞いたユーシスは肩を落とし、ゲルドは憐みの目でアルバレア公を見つめ、エリスは信じられない表情をし、フィーの言葉にミリアムは頷いた。



「―――そう簡単に行くとは思わないことですわね。」

するとその時デュバリィがリィン達の前に出て剣と盾を構えた。

「貴族連合の思惑はともかく。こちらに連絡がない以上、与えられた使命を果たすのみです。ここで会ったが百年目……相手をさせていただきますわ!特にリィン・シュバルツァー並びにエリス・シュバルツァー!”星見の塔”で”守護の剣聖”から受けた屈辱は貴方達に返させてもらいますわよ!」

「フッ、威勢はいいようだが、圧倒的不利な立場である自分の状況がわかっていないのか?」

「貴女一人で俺達全員を相手にするつもりか?」

デュバリィの叫びを聞いたユーシスは不敵な笑みを浮かべ、リィンは真剣な表情で問いかけた。



「……フ、フフフ……特務支援課といい、貴方達といい、揃いも揃ってわたくしをコケにしてくれるものですわね……!」

するとその時デュバリィが身体を震わせながら笑い

「―――いでよ!ヴァンガードF3”スレイプニル”!」

そして大剣を掲げて自分の左右に普通の人形兵器とは比べ物にならない大きさの人形兵器を召喚した!



「結社の人形兵器……!?」

「かなりの重装甲……拠点防衛用みたいだね。」

人形兵器達の登場にエリスは不安そうな表情をし、フィーは真剣な表情で戦力を分析した。



「以前の立会いは小手調べ……舐めてかかったら容赦はしません。”鉄機隊”が筆頭隊士、”神速のデュバリィ”―――いざ、尋常に勝負ですわっ!!」

「返り討ちにしてくれる!!」

「ならばこちらも出し惜しみはしない!―――来い、アイドス!!」

デュバリィの叫びに対しユーシスも声を上げ、リィンはアイドスを召喚した!



「へ――――って、なああああああっ!?あ、ああああああ、貴方はまさか”嵐の剣神”セリカ・シルフィル!?”月の僧院”を攻めている貴方が何でここにいるんですの!?」

アイドスの容姿を見たデュバリィは信じられない表情で叫んだ後狼狽え

「フフ、私はセリカお兄様の妹のアイドスよ。」

デュバリィの様子を見たアイドスは苦笑しながら答えた。



「へ?よく見たら女性ですわね……何だ、本人じゃないんですの。フフン、どうやら”嵐の剣神”と同じ剣士のようですが、この”神速のデュバリィ”相手にどこまで持ちこたえるか見物ですわ
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