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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第115話
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「せいやあっ!!」
今にも爆発しそうなケストレルに一気に詰め寄って剣を振るってケストレルを上半身と下半身に別れさせて上半身を掴みとり、素早くその場から離脱した。すると下半身の部分が大爆発を起こして木端微塵になった!
「ふうっ……」
間一髪爆発から逃れたヴァリマールは無事なケストレルの上半身を地面に下ろした。
「リィン……!」
「フン……無茶をしたものだな。」
「無茶は止めてくださいっていつも言ってるではありませんか!」
「よかった……ありがとう、リィン……」
「それはもしかして……あの機甲兵のコクピット?」
サラ教官やユーシスは感心した様子でヴァリマールを見つめ、エリスは心配そうな表情で声を上げ、ゲルドは優しげな微笑みを浮かべ、フィーは驚きの表情で尋ねた。
「ああ……何とか上手くいったみたいだ。一応無事を確かめておかないとな。」
「フフ、やるじゃないの。よし―――それじゃあとっとと突入するわよ!」
「うん、父さん達が砦の部隊を引きつけてくれているうちに……!」
「先に内部のクリアランスをしておく。リィンは後から来て。」
「了解だ、気を付けてくれ!」
「―――これより砦の探索を開始する。目標は我が父、アルバレア公の拘束―――気を引き締めて行くぞ!」
「Z組A班並びに協力者一同、突入!」
そしてユーシスとサラ教官の号令を合図に突入メンバーはオーロックス砦に突入した!
突入メンバーを見送ったリィンはセリーヌと共にヴァリマールから出て来た。
「―――ヴァリマール、彼女は?」
「内部ニ生体反応―――命ニ別状ハナイヨウダ。」
「そうか……」
ヴァリマールの答えを聞いたリィンは安堵の表情をした後機甲兵のコクピットを開けた。
「よっ……と。」
「……ぅ…………」
コクピットを開けると重傷を負っていながらも意識はあるスカーレットが操縦席にいた。
「……大丈夫か?」
「……余計な、マネを……もう少しで……もう少しで”あの場所”に還れたのに……」
リィンに呼びかけられたスカーレットは悔しそうな表情をした後リィンから視線を逸らした。
「……悪いがそんな道を選ばせるわけにはいかない。あんたの事情を完全に知っているわけじゃないが……それでも、こんな風に終わっていい人間とは思えない。きちんと裁きを受けて……罪を償う道を探してくれ。」
「フン……とんだ甘ちゃん、ね。それにこんな事をしても無駄……よ……………………」
リィンの言葉を聞いたスカーレットはリィンを睨んだ後気絶した。
「……気を失ったか。でも……間に合ってよかった。」
「ハハ―――同感だぜ。」
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