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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第114話
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〜オーロックス砦〜



同じ頃、オーロックス砦の装甲車や機甲兵が次々とバリアハート方面に向かっている中、アルバレア公爵は領邦軍の兵士から報告を聞いていた。

「おのれ、北と南から同時に攻めてくるとは……!パンダグリュエルとの連絡はまだつかぬのか!?」

「はっ、以前からずっと続けているのですが未だ通信がまったく繋がらず………!ルーファス様の専用艦とも依然連絡が取れません!」

「くっ、ルーファスめ……まさか私を切り捨てるつもりではあるまいな!?ユーシスといい、どいつもこいつも……!!―――もうよい!とにかく総力を持って撃退するのだ!」

「は、はッ!」

狼狽した様子で兵に指示をする様子をデュバリィは呆れた様子で見つめていた。



「フウ……任務とは言え、一体いつまでここにいればいいのやら。正直気乗りがしませんわ……」

「フフ……あちらも気乗りしないみたいね。ま、今は他国の領地とはいえ、最近まで自分の領地だった場所を焼くような人間に協力する気にはなれないか。」

デュバリィの様子を見守っていたスカーレットは苦笑し

「フフ、燃えカス同然の私にはお似合いの戦場かしら……?せいぜい最後の一花――――咲かせてみせるとしましょうか。」

やがて寂しげな笑みを浮かべて天井を見上げた。やがてオーロックス砦の守備が薄くなるとカレイジャスが姿を現した!



「―――”紅き翼”だと!?」

カレイジャスの登場に機甲兵に乗る領邦軍の兵士は驚いた。

「こちらは巡洋艦カレイジャス―――アルフィン・ライゼ・アルノール。ユミル並びにケルディックの破壊・放火の疑いでメンフィル帝国よりエレボニア帝国に要請されていたアルバレア公の身柄を確保いたします。大人しく投降してください―――!」

「お、皇女殿下……!」

カレイジャスから聞こえて来たアルフィン皇女の声を聞いた領邦軍の一部は士気を無くした。



「くっ、バリアハートの襲撃は陽動というわけか……!」

「構わん―――撃ち落せ!」

一方アルフィン皇女の宣言に堪えていない機甲兵はカレイジャスを攻撃しようとしたが

「させるか―――!」

甲板に控えていたヴァリマールが機甲兵達の前に現れ、更にエマの転移魔法によって突入メンバーが転移してきた!



「は、灰色の騎士人形……!!」

ヴァリマールを見た機甲兵達がヴァリマールに攻撃を仕掛けようとしたその時

「遅い―――!」

ヴァリマールは一瞬で機甲兵達に詰め寄って次々と斬撃を叩き込んだ!

「ぐわあああっ!?」

「ば、馬鹿なっ!?」

すると機甲兵達は一瞬で起動不能になり、地面に膝をついた!



「よし―――やったわね!」


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