外伝〜太陽の娘と冒険家の邂逅〜(4章終了)
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〜隠者の庭園〜
庭園に戻り、ヨシュアは2つの封印石を解放した。すると片方の光から見覚えのある娘が現れようとした。
「わぁ………!」
「………エステルさん………」
「よかった………ママがこんなに早く解放されて………」
片方の光から現れようとした人物を見たティータは喜び、クローゼは微笑み、ミントは嬉しそうな表情で呟いた。
「フム………もう一人の者は何者だ?」
「見た所、剣士のようですが………」
一方もう片方の光から現れようとした人物を見たリフィアとプリネは考え込み
「へえ………あんた以上に見事な赤毛じゃない。」
「ああ。………一体何者だ?」
シェラザードは感心した様子でアガットを見た後呟き、アガットは頷いた後考え込んだ。そして光からはエステルと、アガット以上に鮮やかな赤毛で鎧や盾、そして剣を鞘に収めて装備している青年が地面に膝をついた状態で現れた!
「な、何なのよ今のは………」
「クッ………一体今の光は何だったんだ………?」
光から現れたエステルと青年はそれぞれ戸惑った様子で呟いた。
「エステル…………」
「ママ………」
「ヨシュア、ミント、大丈夫!?ていうか今の光って―――へ…………」
ヨシュアとミントの声に気付いたエステルはヨシュアとミント以外の仲間達に気付いて驚いた。
「……………」
「うん、まあ………君が戸惑うのも無理はないよ。何と言うか、さすがにあり得ない状況だろうからね。」
「ミントは、最初”裏”の”四輪の塔”と思っちゃった………」
状況に驚いて呆けているエステルにヨシュアとミントはそれぞれ苦笑しながら言った。
「あ、あり得ないっていうか………」
(なっ………どうしてナベリウスが………!一体何がどうなっているの!?)
(一体何が起こったのかしら?)
(ど、どうしてマリーニャさんが………って、ナ、ナベリウスさんまでいますし………ぴ、ぴえええ〜!?)
(………何をそんなに恐れている?)
ヨシュアの言葉にエステルはジト目で呟き、エステルの身体の中にいたパズモは驚き、ニルは首を傾げ、テトリはある人物を見て悲鳴を上げ、テトリの様子にサエラブは首を傾げた。一方仲間達はエステルに近づいた。
「エステルお姉ちゃん………」
「………お久しぶりです。」
「ティータ、クローゼ………あはは………ちょっと涙出そうかも……そ、それになんか懐かしい人たちが色々と………うわっ、オリビエ………すごく皇子っぽいんですけど!?そ、それにシェラ姉………いつの間に髪を切ったの!?なんか色っぽい服も着てるし………」
ティータとクローゼに微笑まれたエステルは苦笑した後、オリビエとシェ
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