外伝〜太陽の娘と冒険家の邂逅〜(4章終了)
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せるのじゃ!」
「ちょ、ちょっと待って!セリカの”使徒”って事はエクリアさんの仲間なの?」
シュリとサリア、レシェンテに詰め寄られたエステルは戸惑った後尋ねた。
「ええ。あたしを含めたこの娘達はみんなセリカ様の”使徒”よ。ほら、あんた達もちょっとは落ち着きなさい。気持ちはわかるけど、そんなんじゃ聞けるものも聞けないでしょ?」
エステルの疑問にマリーニャは頷いた後、シュリ達を宥めて、エステルから離れさせた。
「ふえ〜………エクリアさんの他にもこんなに一杯”使徒”がいたんだ…………………」
(この人たちがセリカの”使徒”……………)
マリーニャ達がセリカの”使徒”と知って驚いていたエステルだったが、やがてジト目になって黙り込み、パズモは静かな表情でマリーニャ達を見つめていた。
「?どうしたの、エステル。」
エステルの様子に首を傾げたリタは尋ねた。
「へ?ああ。セリカって相当の女たらしだってちょっと思ったのよ。それもリウイに負けないほどの。」
「え、えっと………」
「??どういう意味なのでしょう〜?」
「う〜む、否定はできんの………」
「まあ、そうよね………あたし達以外にもたくさんの女性達と親しいし………」
そしてエステルの答えを聞いたシュリは答え辛そうな表情をし、サリアは首を傾げ、考え込んで呟いたレシェンテの言葉にマリーニャは苦笑しながら頷いた。
「プックク………相変わらずお前は余達の予想の斜め上を考える奴だな!そうだ、エステル。さらに驚くべき人物がここにいるぞ?」
一方リフィアは笑った後高々と言い、そして口元に笑みを浮かべてエステルに言った。
「へ?」
リフィアの言葉を聞いたエステルが首を傾げたその時
「貴女がラピス姫とリン姫の転生した方ですか………」
ティナが優しい微笑みを浮かべてエステルを見つめた。
「ティアさ………あれ?瞳が蒼いし、耳もあたし達と同じ……………………え。ま、まさか…………ティアさんのお母さんの………ティナさん??」
ティナに話しかけられたエステルは一瞬ティアと勘違いしたが、すぐにティアではない事に気付いた後、ラピス達の記憶にあったある人物――ティナと瓜二つである事に気付いて信じられない様子で尋ねた。
「ええ。フフ、まさかラピス姫達が転生した方と会えるとは夢にも思いませんでした。」
「あはは………それはあたしもそうよ…………って!そーいう事じゃなくて、なんでティナさんが生き返っているの!?」
ティナに微笑まれたエステルは苦笑したが、すぐにティナが目の前にいる事にあり得ない事に気付いて驚いて叫んだ。
「詳しい事はわかりません。ただ、こうして死者が生き返ったり、異なる世界の方
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