第32話
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〜隠者の庭園〜
ケビン達と共に戻ったツーヤは封印石を解放した。すると封印石は光を放ち、その光の中から見覚えのある人物が現れようとした。
「ようやく、探していた内の一人を解放できたな。」
「ええ。協力してくれてありがとうございます。」
ケビンの言葉にヨシュアは静かに頷いた。そして光の中から地面に膝をついたミントが現れた。
「はう〜………まぶしかったよ〜…………ねえ、パパ、一体何があったの?……………あれ??」
まぶしそうな表情をしていたミントは目を開けた後ヨシュアに尋ねたが、ヨシュアの後ろにいる人物達に気付いた。
「無事でなによりだよ、ミント。」
一方ヨシュアは優しげな微笑みを浮かべて言い
「フフ、元気そうで何よりです、ミントちゃん。」
「久しぶり、ミントちゃん。」
「えへへ………久しぶりだね、ミントちゃん!」
クローゼは優しい微笑みを浮かべ、ツーヤとティータは嬉しそうな表情で話しかけた。
「あれ??どうしてクローゼさん達が………………え!?」
クローゼ達の存在に首を傾げたミントは周りの風景を見て驚いた。
「えっと………何が起こっているの、パパ??ミント、いつの間に”裏”の”四輪の塔”に来たの??」
「ハハ、残念ながらここは違うよ。」
不思議そうな表情で尋ねてきたミントにヨシュアは苦笑しながら答えた。そしてケビン達は状況を説明し、初対面の者達は自己紹介をした。
「ふえ〜………そんな事があったんだ…………」
状況を聞き終えたミントは呆けた様子で呟いた。
「やっぱり、信じられないかな?」
「ううん。ミント、信じるよ!それにこんな形とはいえ、みんなと会えて、ミント、すっごく嬉しいよ!」
ヨシュアに尋ねられたミントは嬉しそうな表情で答えた。
「いや〜、今のミント君にそんな事を言われるとはボクは幸せ者だね♪という事で再会のベーゼと抱擁をしようじゃないか!」
一方オリビエは酔いしれった様子でミントを見つめて叫んだ。
「…………オリビエさん?」
「鬼が居ぬ間にと思っているでしょうけど、そうはさせないわよ?」
「そんなにしたければ、当て身を当てて好きなだけ地面とさせるぞ?」
「ゴメンナサイ………」
しかしヨシュアとシェラザードの威圧が籠った笑顔とミュラーの言葉を聞いたオリビエはすぐに撤回した。
「まったくです!私を差し置いてミントちゃんを口説こうなんて、例え相手があの”覇王”でも許しません!」
「ほう。大きく出たな。リウイをも許さんとは。」
一方アネラスはシェラザードの言葉に強く頷き、アネラスの言葉を聞いたリフィアは感心していた。
「フフ………あ、そ
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