第32話
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っ………このままじゃ………!」
「………くっ………(こうなったらアレを………)」
絶体絶命の状況にヨシュアが叫び、ケビンが心の中である事を覚悟をしていたその時!
「―――下がりなさい。女神に背く災いなる獣よ。」
なんとアスタルテに法剣の刃が次々と襲い掛かって怯ませ、アスタルテの行動を中断させた!
「リースさん!?」
突然の出来事に驚いたヨシュアは自分達の背後にいる人物―――法剣の刃を戻したリースに気付き、驚いた。
「よかった………間に合ったみたいですね。ここはお任せを………一気にケリをつけます。」
リースは安堵の溜息を吐いた後、アスタルテに襲い掛かり激しい攻撃や高火力のアーツを組み合わせてアスタルテにダメージを与えると共に怯ませた!
「凄い………」
「………驚きました。あれほどの強さを持っていたなんて。」
「シスターさんなのに、凄く強いね!」
「従騎士とはいえ、あの強さ………あれが”星杯騎士”………!(もしかしたらマーズテリアの騎士の強さとほぼ同等じゃないかしら………?)」
リースの奮闘にクローゼとリタは感心し、ミントははしゃぎ、プリネは驚きの表情で見つめていた。
「リース、無理すんな!一人で調伏できる相手やないことくらいわかるやろ!?」
一方ケビンはリースに警告した。
「それでも私は………星杯の従騎士だから………!言いたい事は………山ほどあるけど…………!それでも私はケビンのことを守る………!私を守ってくれた………ケビンと姉様のように………!」
「!!」
決意の表情のリースが叫んだ言葉にケビンは目を見開いた。そしてリースはアーツ―――ラグナブラストをアスタルテに放った!しかしアーツが当たる瞬間、アスタルテは転移してリースの背後に回った!
「あ………」
背後に回られたリースは呆けた声を出した後、慌てて振り向いたその時アスタルテは戦斧をリースに振るった!
「あうっ………!」
「リ、リース!」
敵の攻撃により吹っ飛ばされ、さらに傷を負ったリースを見てケビンは叫んだ。そして敵はリースの目の前に転移した!
「う………ぁ…………」
目の前の敵を見たリースは呻いた。すると敵は戦斧にすざましいエネルギーを溜めて振り上げた!
「いけない………!」
「リースさん!」
それを見たヨシュアとミントは叫んだ!
「くっ………………っおおおおおおおおおおおッ!!」
一方ケビンは決意の表情になった後、身体全体に何かを溜めて叫んだ後、何かの力を解放して、自分の背中に何かの紋章を現して魔眼による効果と結界を打ち破った!
「!?」
「ケ、ケビン………?」
それを見たヨシュアは驚き、リースは
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