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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第32話
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「そうなんだ。えへへ………」

ティナとプリネの言葉を聞いたミントは恥ずかしそうな表情で笑った後、表情を戻してケビン達を見つめた。

「さて………と。君の力、期待しているで?ミントちゃん。」

「はーい!ミント、一杯頑張るね!」

そしてケビンの言葉にミントは元気よく答えた。その後ケビンはメンバー編成をして、ケビン、ヨシュア、ミント、プリネ、リタ、シュリのメンバーで探索を再開し、ロッジ内にある石碑に転位すると外は夜になっていたので、外を出て探索を開始した。



〜ル=ロックル訓練場〜



「あれは………!」

「転位陣………次の星層への入口か!」

外に出て、崖の所にある転位陣を見たヨシュアとケビンは真剣な表情をした。

「それにしても、昼間の絶景があんな光景になってしまうなんて…………」

「ここが偽物の場所だということが納得させられるよね………」

一方シュリは昼間の光景を思い出して信じられない表情をし、ミントは頷いた。

「さてと………このまま先に進みますか?」

「そやな………まずは様子だけでも確かめて―――」

リタに尋ねられたケビンが頷いたその時、ケビン達の目の前に巨大な妖しげな光陣が現れた!

「くっ………!」

「ここで来たか……!」

仲間達と共に武器を構えたプリネは警戒し、ケビンは叫んだ。すると妖しげな光陣から巨大な戦斧持ち、”第二星層”で戦った悪魔―――ロストルムに似た巨大な悪魔が現れた!

「こ、これは………!」

「お、大きい………!」

「聖典に記された七十七の悪魔の一匹………煉獄を守る門番のもう一柱にして恐るべき禁呪を使う魔導の使い手!”深淵”のアスタルテか!」

「…………色々な意味で私やナベリウスと似た存在の悪魔ですね………こんなのが私達と似ているなんて不愉快です。さっさと倒しましょう―――」

ヨシュアとミントは悪魔を見て驚き、ケビンが警戒した様子で説明し、リタは不愉快そうな表情をして全員に促したその時、アスタルテはなんとクラフト―――魔眼をケビン達に放った!

「きゃっ………!?」

「ああっ………!?」

魔眼の攻撃によって結界に閉じ込められると同時に身体が動かなくなり、さらに地面に膝をつけさせられたプリネとシュリは悲鳴を上げ

「こ、これは………ワイスマンの”魔眼”!?」

「多分あれの原型となった空間そのものを呪縛する禁呪や!クソ………指一本も動かせへんとは………!」

「道理で”霊体”である私でさえも動きを封じられるはずです………!」

ヨシュアは驚き、ケビンは説明した後舌打ちをし、リタは魔眼に苦しみながら呟いた。そしてアスタルテは戦斧にすざましい雷を込めて振り上げた!

「く
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