第29話
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。きっと大丈夫ですよ。」
ティータの言葉を聞いたヨシュアは表情をわずかに暗くし、クローゼは優しい微笑みを浮かべて励ました。
「いずれにせよ………3つあるという『修練場』も残るは一つだけということですね。」
「ああ………誰が囚われているかなど挑んでみればすぐにわかるだろう。」
そしてユリアの言葉にミュラーは頷いた。
「………ただもし、今まで戦った”グリモア”がエステルさんやミントちゃんに変身していたら厄介ですね……」
「…………竜に変化するミントも厄介だが、最も厄介なのはさまざまな者達と契約しているエステルだろう。恐らく使い魔達までは召喚できないとは思うが………」
「………万が一召喚できたら厄介だね。特にカファルーあたりとか召喚されるとかなり手こずるよ?」
一方ある事に気付いたツーヤの言葉を聞いたリフィアとエヴリーヌは真剣な表情をして呟いた。
「それにしてもエステル………か。ご主人様の過去の使い魔達と契約しているなんて奇妙な娘ね………」
「ええ。それにご主人様の過去を詳しく知っていらっしゃるという事ですし………」
「早く会って、ご主人様の昔の話を聞きたいです〜。」
「うむ、そうじゃな。」
マリーニャとシュリは考え込み、サリアの言葉にはレシェンテが頷いた。
「いずれにせよ、次の『修練場』に挑んでみないとわかるでしょう。」
「ええ。それじゃあ準備を終えたら、挑むとしましょうか。」
そしてセラウィの言葉にケビンは頷いた後、メンバーを編成し、ケビン、ヨシュア、ティータ、アネラス、ウィル、エリザスレインのメンバーで解放された最後の『修練場』―――『グリムゼル小要塞』の探索を開始し、探索の途中に現れる敵やトラップを排除しながら終点に到着した。すると牛のような姿をした獣人達と共に虚ろな目をしたアガットが妖しげな光陣から現れた!
〜グリムゼル小要塞・終点〜
「…………………」
「あ………!」
「アガットさん………!」
虚ろな目をしたアガットを見たティータは不安そうな表情をし、ヨシュアは叫んだ。
「はあ………あのアガット先輩が相手か………」
「………どうやら相当、キツイ戦いになりそうやな。ティータちゃん、気合い、入れていくで!勝ってその手でアガットさんを取り戻すんや!」
一方アネラスは溜息を吐き、ケビンは真剣な表情で呟いた後、ティータに呼びかけた。
「はいっ………!」
「………来るわ!」
「行こう、みんな!」
ケビンの呼びかけにティータは強く頷き、エリザスレインは仲間達に忠告し、ウィルは仲間達に戦いの合図をした。
そしてケビン達は戦闘を開始した………!
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