第五十三話 野村大佐!将棋は実は種類が多い!!その十二
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「ずっとここにいたからね」
「かつてはな」
「戦前からな」
「戦前からあるチームもね」
瞬はこうも言った。
「阪神、そのホークス、中日にね」
「球界の癌巨人な」
「この五チームな」
「阪急はもうないから」
オリックスなぞに阪急の歴史はない、勿論近鉄の歴史もない。あのチームにあるのは間違いなく両チームの歴史なぞではない。
「南海時代はね」
「戦争前からな」
「大阪にいたんだよ」
「終戦直後ちょっと親会社自体の身売りあったけれどな」
「近鉄へのな」
南海は一時期近鉄に合併されていたのだ。
「それでホークスもな」
「親会社近鉄だったんだよな」
ほんの一時期であるがだ。
「その時に日本一になってな」
「近鉄日本一になってないって話にな」
「近鉄ファンが反論してたんだよ」
近畿グレートリンク、その頃のホークスの名前だ。
「近畿グレートリングが日本一になってる」
「まあジョークだけれどな」
「そんな歴史もあったな」
「この中百舌鳥にもな」
「で、その終戦直後の混乱期にな」
「別所引き抜きがあったな」
憎むべき全人類の敵巨人によってだ。
「三原さんがやったんだよな」
「忌むべき過去だな」
「作者も今書いてるけれどな」
「そいうかこの作品ってね」
瞬がここで言うことは。
「野球ネタ多いわよね」
「だから作者がホークスファンなんだよ」
「それでなんだよ」
だから野球ネタが多いのだ。
「昔からパリーグファンだしな」
「必然的に多いんだよ」
そうした理由である。
「特にホークスのことが気になってるからな、いつも」
「話のタイトルにもなるんだよ」
「今年は松田残るし和田も帰って来た」
「後は松坂が復活すればな」
絶対に復活して欲しい。
「その時はな」
「三連覇達成だな」
「オリックスを徹底的にカモにしてな」
「他の四チームにも勝ちまくって」
「シリーズでもセリーグの覇者を倒し」
「見事三連覇だぜ」
ホークス史上初のだ。
「そうなって欲しいな」
「以上作者の考えの代弁だぜ」
ホークスのかつての二軍本拠地中百舌鳥での発言だ。
その発言が終わりだ、ようやくだった。
勝負となった、その泰将棋をだ。
ジャスティスカイザーと日帝衆が二対二で勝負をはじめたが。
何しろ巨大な盤と膨大な数の駒を動かすのだ、必然的に。
それでだ、尚智と尚武は二人で言った。
「こうしてじっくりやってくとな」
「ああ、考える時間があってもな」
「駒は多い、盤は広い」
「全体を把握するのが大変だな」
そうなるというのだ。
「普通の将棋とはな」
「そこも違うな」
「いや、中々な」
「大変だぜ」
こう話すのだった。
「今回の話はじまる時もし
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