第110話 少年達は突き進むようです
[7/7]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
向かって来た二人に、網状に広がる『雷の斧』の上位魔法を放つ。同じ中級魔法の『雷の暴風』の
様な攻撃力は無い上に、常に自分で操作しなければいけない魔法だけれど、雷系最大の麻痺効果を
持つ魔法だ。力技で破られる事も懸念したけれど、二人の動きは完全に止まり、間を抜けて行く。
「ぬぁぐぁぁぁああああ!待てええええええええええええええ!!」
「……実は萌えキャラだったのでしょうか?」
「も、モエ……?訳の分からない事言っていないで、集中してください!」
呆気無く二人を躱すと、それに気付いてくれた陛下と神獣達が大型二体を完全に食い止める。
【行け、己の行きたい道を突き進め!】
「はい!」
押さえられた最後の2つの壁をすり抜け、僕達六人は宮殿の中への突入に成功した。
「よぉ、遅かったじゃねぇかネギ。」
「ラカンさん!それは、まさか……!」
「丁度終わった所でしたよ、やれやれ。」
けれど、意気込んだ僕達が一番に目にしたのは、ラカンさんの斬艦剣とアルビレオさんの魔法に
討ち取られた、地に伏すヴァナミスと・・・辺りに同様に倒れた敵達。既に決着のついた戦場だった。
Side out
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ