第二十一話 匂い
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キリトは苦笑しながら差し出された手を握った。
それと同時に顔を紅くしたアスナが思いっきり力を加えてキリトの手を締めつけ、かなり情けない悲鳴を上げさせたのは後にまで残る思い出となった。
斯くしてここに急造の探偵&助手コンビーーーどちらがどちらかはわからないがーーーは不可思議な《圏内事件》へ動き始めた。
しかし彼らはなにもわかっていなかった。
この事件が単なる殺人事件に終わることがないのは感じていても、さらにその先の先があることをなに一つ予見していなかった。
拝啓、未来を語るもの達へ。
愉快に、不敵に。
闇より潜み、昏い瞳を携えて。
《鬼》は、嘲笑う。
敬具。
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