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SwordArtOnline~The Wroght Wizard~
世界の改変
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ンザリとしていた。
クリア百層なんて何年掛かるんだ。βでは録に上がれなかったのに。しかも、HP0=死亡とか洒落にならねぇだろ。
最後に手鏡が配られ、チュートリアルが終了すると、圧倒的ボリュームで、プレイヤー達が騒ぎ始めた。
「嘘だろ……なんだよこれ、嘘だろ!」
「ふざけるなよ!出せ!此処から出せよ!」
「こんなの困る!このあと約束が有るのよ!」
「嫌ぁああ!帰して!帰してよぉおお!」
悲鳴。怒号。絶叫。罵声。懇願。そしてほうこう。
たった数十分でゲームプレイヤーから囚人へと変えられてしまった人間達は頭を抱えてうずくまり、両手を突き上げ、抱き合い、或いは罵り合った。
その様子を見ていると、自然と回路が落ち着いて痛みが引く。そして、こう思う。
「ああ、これも現実なのか」
この世界で死ねば自身は本当に死ぬ。コレだけは変わり様が無い事実だ。
これから先年単位でこの世界で過ごす事になるだろう。現実世界にいる父さんや母さんの顔も見れはしないだろう。
でも、クリアさえすれば戻れる。それも変わり様が無い事実だ。
ならば、方針は一つだ。
「ロード=エルメロイ、話がある」
「……ふん、奇遇だな衛宮佑人。私もだ」
俺達は広場から出ると、すぐにフィールドに移動し、ホルンカへの道を走った。
「要するに、クリアさえしてしまえばこの世界から出れるって事で良いんだろ?」
「しかしだな、βテストでは録に上がれてないだろう?どうするつもりなんだ?」
ロード=エルメロイが走りながら言う。そんなの決まってる。
「んなもん___後から考える!」
「……行き当たりばったりは止めろ」
ジト目で見られてるけど気にしないよ!ポジティブに。前向きに。今の事から目を背けない。
「おい、俺がなろうとしてるのは『正義の味方』だぜ?コレくらいでなりたいもんを諦めきれるか!」
「……偽りの理想を今更語って何になる?」
ロード=エルメロイの質問に、足を止めていい放った。
「無論___偽りなら本当にしてしまえば良いだけだ。それが、『模造』の魔術師たる俺の専売特許みたいなもんだからな!」
俺は言うと、現れたフレンジーボアに、アニールブレードを叩き付け、道を切り開く。
「嘘偽りも続けば本当になる、ってね?」
「……ふっ」
ロード=エルメロイは微かに笑うと、その瞳に精気が戻る。
「そうだった、君はそういう人間だったな……。なら、いこうではないか。君の言う、嘘偽りを本当にしてしまえるまで」
「おう!」
そして、俺達のデスゲーム生活の、幕が開けた。
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