暁 〜小説投稿サイト〜
SwordArtOnline~The Wroght Wizard~
世界の改変
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「な……」
途端、ロード=エルメロイが喉を詰まらせた。勿論、俺も少しは驚く___素振りをする。素振りをした理由は、ある程度の予想をしていたからである。しかし、よもや最悪の予想を引き当てるとは、幸運値は最悪のようだ。
茅場晶彦、数年前まで弱小であったアーガスを最大手へと成長させた天才ゲームデザイナーにして量子物理学者。
このゲームの開発ディレクターで在ると同時に、ナーヴギアを基礎設計した設計者でもある。
しかし、ゲームマスター等という役回りを避けてきた彼が何故こんなことを、と不思議に思っていると再び声が投げ掛けられた。
『プレイヤー諸君は、既にメインメニューからログアウトボタンが消滅していることに気付いていると思う。しかしゲームの不具合ではない。繰り返す。これは不具合ではなく?ソードアート・オンライン?本来の仕様である』
「仕様……だと?」
ロード=エルメロイが割れた声で囁く。その語尾に被さる様にアナウンスは続いた。
『諸君は今後、この城の頂を極めるまで、ゲームから自発的にログアウトすることは出来ない。……また、外部の人間の手による、ナーヴギアの停止或いは解除も有り得ない。もしそれが試みられた場合___』
僅かな間を起き、ゆっくりと発せられた。
『___ナーヴギアの信号素子が発する高出力マイクロウェーブが、諸君の脳を破壊し、生命活動を停止させる』
「……ふむ、つまり死ぬと言うことか」
その言葉で、そこまでの理解が出来るのは俺とロード=エルメロイだけだろう。たぶん。
つまり、分解NGロック解除NG、やった場合BADENDって事らしい。エグイ。
「……確かに、ナーヴギアの内蔵バッテリーならば、可能だな」
ロード=エルメロイは、額に手を添えて言う。
すると、再び声が投げ掛けられた。
『より具体的には、十分間の外部電源切断、二時間のネットワーク回線切断、ナーヴギア本体のロック解除または分解または破壊の試み___以上の何れかの条件によって脳破壊シークエンスが実行される。この条件は、既に外部世界では当局及びマスコミを通して告知されている。因みに現時点で、プレイヤーの家族友人等が警告を無視してナーヴギアの強制除装を試みた例が少なからず有り、その結果』
一呼吸入れ。
『___残念ながら、既に二百十三名のプレイヤーが、アインクラッド及び現実世界からも永久退場している』
何処かで悲鳴が上がった。しかし、俺達は何処かで理解していたのかもしれない。
いや、何処かではなく、何となく理解していたのかもしれない。
二百十三名、それだけのプレイヤーが本当に居なくなってしまった。此処からだけでなく、現実世界からも。
それから、チュートリアルは続けられ、いい加減俺はウ
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