暁 〜小説投稿サイト〜
SwordArtOnline~The Wroght Wizard~
世界の改変
[1/3]
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
前回までの三つの出来事!
一つ、主人公・衛宮佑人は異質な魔術師で在るが、普通にゲームを楽しむ
二つ、ロード=エルメロイことウェイバー・ベルベットと共に森の秘薬をクリアした
三つ、ログアウトボタンが消失し、二人は始まりの街へ転送された!
「全く……、一体全体何が起きてやがる」
徐々に辺りにプレイヤー達が転送されてくる中、俺は至って冷静にその言葉を口にした。
動揺していない、と言えば嘘にはなるが、もう場の流れに乗るしか無いと思ったりもする。
「コレでこの障害の原因説明ならマシなのだがな……」
「……そうだね」
隣でロード=エルメロイが言う。……ん?何か声が一つ多くないか?
「って、誰だ!?」
「……ロード=エルメロイの生徒、とだけ」
それを言うと口を閉じる。おい、人の顔を見ないのかよ。人のこと言えんが。
「おい、ロード=エルメロイ。コイツ何だよ」
「ふむ……。本名なら糸島優衣、私の学科の生徒だった。所で何しに来たのかね?」
「………」
すると、ロード=エルメロイは溜め息をつく。
「……苦労してるんだな」
「……まぁな」
ロード=エルメロイが肩を竦めると、糸島優衣は何かを見つけた様に目を見開いて、とっとこ走っていった。
「……何なんだよ」
思わず溜め息をつきそうになったその直後、誰かが叫んだ。
「あっ……上を見ろ!!」
俺とロード=エルメロイは上を向く。
百メートル上空、第二層の底を、真紅の市松模様が染め上げていく。
しかし、よくよく見れば、【Warning】【 System Abboucoment】と読める。
つまり、ようやく運営からのアナウンスが在ると言うことだ。
広場のざわめきが終息し、皆が耳をそばだてる。
しかし、次に起きたのは恐らく全員の期待を裏切る物だった。
空に埋め尽くす真紅のパターンの中央部分が、まるで血液の雫のように垂れ下がり、空中で形を変えた。
その形はβテストでよく見たGMの衣装だ。しかし、その中は空洞で誰も居ない。
不具合かと思ったプレイヤー達が、再びざわめきだす。
しかし、それに反応したかのようにローブの右袖が動き、次いで左袖が動く。やはり、中は空洞だ。
一万ものプレイヤーの頭上で、中身のない手袋を左右に広げ、何者かが口を開いた___気がした。
『プレイヤー諸君、私の世界へようこそ』
その声が響いた途端、俺の中の魔力回路が暴走の兆しを見せた。
「っ……!」
右を見て、ロード=エルメロイを確認するが、気が付いていない。
どうにか冷静な顔をして立つと、再び声が響いた。
『私の名前は茅場晶彦。今やこの世界をコントロール出来る唯一の人間だ』
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ