第27話
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リビエは酔いしれった表情で言いかけたが
「………そんなに寝たいなら当て身で気絶させてやろうか?」
「ごめんなさい口が滑りました。」
ミュラーの言葉を聞いてすぐに謝った。
「クスクス………」
「はは、相変わらずだな。」
「うむ。両世界を探しても、これほど奇妙な主従関係はないぞ?」
オリビエとミュラーの会話を聞いたクローゼは微笑み、ジンは豪快に笑い、リフィアは口元に笑みを浮かべた。
「………ん……………」
すると周りの声に気付いたのかアネラスは声を上げた。
「………起きたようだな。」
「………抱きつかれなきゃいいけど。」
アネラスの様子を見たユリアが呟き、エヴリーヌは溜息を吐いた。
「………ふえ………………………」
「お久しぶりです、アネラスさん。」
「そ、その………おはよーございます。」
「はは………いい夢見てたみたいやね。」
寝ぼけ眼で自分達を見つめるアネラスにヨシュア、ティータ、ケビンはそれぞれ声をかけた。
「………………………」
一方アネラスは呆けた表情で周囲を見回した後
「うーん………ティータちゃんとヨシュア君とリベールのお姫様とリタちゃんとエヴリーヌちゃん、ツーヤちゃん、メンフィルのお姫様達は当然として…………ユリアさんやそこの女の子、天使さんに耳がとがった金髪の美人さんとメイドさん達、それとイーリュンのシスターさんもいいかも………特にそこの赤い髪の子と………蝙蝠のような翼がついた子………そして帽子をかぶった妖精みたいな小さい女の子とその隣にいる男の子………」
「え、えっと………?」
「わ、わらわか?」
「わ、私もなの?」
「ぼ、僕も?」
「わたし………?」
アネラスの言葉を聞いたティナとレシェンテとノイ、ナユタは戸惑い、ナベリウスは首を傾げた。
「耳がとがった金髪の美人………この中で金髪の女性は私しかいませんし、もしかして私の事でしょうか?」
「もしかしなくてもセラウィだよ。セラウィ、凄く美人だもの。」
「はいはい。惚気るのは後で好きなだけやって頂戴。」
さらにセラウィはアネラスの言葉に首を傾げて呟き、ウィルはセラウィの言葉を肯定し、ウィルの言葉を聞いたエリザスレインは呆れた。
「へ………」
「アネラスさん………?」
一方ジョゼットとクローゼも戸惑った。
「うん………初めて見る子達の中でも際立ってとっても可愛い〜……あ、でもジンさんもクマさんみたいで意外と………ケビンさんのツンツン頭もウニみたいで可愛いし………えへへ……新作ぬいぐるみ超大量ゲットぉぉ………」
そしてアネラスの言葉を聞いたケビン達は全員脱力した。
「等身大のぬいぐるみと勘
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