第26話
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と違って高い知恵を持っていそうです。やはり今までと同じく『あり得ない魔物』でしょうか?」
「ああ、レマン自治州の魔獣の生態は知らへんけどあんなのが普通にいるはずがない。」
「………一筋縄ではいかなさそうですね。」
ヨシュアの言葉にケビンとナユタはそれぞれ真剣な表情で頷いた。するとその時、何かの音が鳴った!
「おいでなすったか………!」
その音を聞いたケビンは懐から”方石”を取り出した!するとケビン達の目の前に何度か現れた女性の霊が現れた!
「………よくここまで………来ていただけました………この”第四星層”には3つの『修練場』があるようです………それぞれを制すれば………次なる道が開かれるはず………どうか………これを………」
女性が語るとケビンの手に地図が現れた。
「………ですが………どうか………気を付けて………”影の王”の狙いは………あなた……の………」
そして女性は最後まで語らず消えてしまった。
「………消えてしもうたか。”力”を奪われてるせいか満足に姿を見せられへんって感じやな。」
「ええ………彼女の方もはがゆいのかもしれません。ですが、ずいぶん貴重な手掛かりを託してくれましたね。」
ケビンの言葉にヨシュアは頷いた後、ケビンの手にある地図を見つめた。
「ああ………」
そしてケビンは地図を開いた。すると地図にはいくつか途切れている道があり、後は赤い点と”バルスタール水道”という名称の場所が示されてあった。
「……ふむ、右上にある赤い点が今いる場所みたいやな。すぐ左の上にあるのが”バルスタール水道”………多分、これが”彼女”の言ってた『修練場』ってヤツかもしれん。」
「しかし、先ほどの方は修練場が3つあるとおっしゃっていましたが………残りの2つはどこにあるのでしょう?」
ケビンの話を聞いたシュリは考え込みながら地図を見つめて呟いた。
「多分………不自然に途切れている道の先にあるのかもしれません。ただ、どうやらこれも”ルール”に則っているみたいです。現時点でそちらに行っても”何もない”かもしれません。」
「一体どうやったらそんな方法で場所を隠せるのか、サッパリなの………」
「空間を組み替えられる以上、あり得るかもしれへんな………仕方ない、まずはこの”バルスタール水道”に行ってみよう。」
ヨシュアの推測を聞いたノイは考え込んだ後溜息を吐き、ケビンは提案をして、”バルスタール水道”に仲間達と共に向かった。バルスタール水道に到着したケビン達は”水道”という名ながら溶岩が流れている事に驚きながらも、仕掛け等を解除して行き、奥に到着した。
〜バルスタール水道・終点〜
ケビン達が終点に到着すると妖しげな光陣が現れ、なん
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