第24話
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ね。亡くなられたというリース君の姉上についても知っていたようだし………さらに”悪魔”などという君達の聖典ゆかりの存在すら召喚して使役するくらいだ。」
「ふむ………そう言われると確かに。………ただ残念ですけど特に心当たりは無いですわ。どちらかというとオレより、”星杯騎士団”に敵対してる連中なのかもしれません。」
「……………………………………」
オリビエの答えを聞いたケビンは納得した後、首を横に振って答え、その様子をリースは黙って見つめていた。
「ふむ、こう言ってはなんだが敵が多そうな組織のようだからそれもあり得る話か………まあ、かくいうボクも敵が多いという意味では似たような立場にあるけどね。」
「まったく………何を他人事みたいに。」
ケビンの答えを聞いたオリビエは頷き、オリビエの言葉を聞いたミュラーは呆れ
「…………ま、それを言えば我等メンフィルも他人事とはいえないがな。」
「ええ………」
「その中でも特に軍神や嵐の神みたいな光の神殿の奴らはエヴリーヌ達を目の敵にしているしね。」
「他にはメンフィルに過去、敗北した国……等ですね。」
「………………………」
リフィアとプリネは真剣な表情で呟き、エヴリーヌとツーヤの言葉を聞いたティナは辛そうな表情で黙り
「むむ〜………まさか”影の王”とやらはあのラプシィアなのか?セリカの事も知っていたというし………奴はあの時、滅したはすだが………しかし、今の状況だと生き返っている事が”あり得る”かもしれんな。」
「ちょっ!冗談でもそんなやばい推測、やめてよ!また、あいつと戦うなんてもうこりごりよ!」
「う〜、あの人のせいでエクリア母様、とっても酷い事をされた上悲しみました〜。」
「ええ………………」
その一方レシェンテはある推測をし、それを聞いたマリーニャは慌て、サリアは悲しそうな表情で呟き、それを聞いたシュリも悲しそうな表情で頷いた。
「敵対と言えば、連合の方は今のユイドラの事を内心かなり危険視していたり、面白くないと思っているんじゃないかしら?」
「…………そうじゃない………と言いたいところなんだけど、否定できないんだよね…………」
「ええ………ディスナフロディやアヴァタール地方最大の勢力であるレウィニアをも超えるあのメンフィルとユイドラのみが同盟関係になった事を知った他の都市が抗議や苦言の文章を送ってきていますからね………」
それぞれの会話を聞いていたエリザスレインはある事を思い出してウィルに尋ね、尋ねられたウィルはセラウィと共に表情をわずかに暗くして答えた。
「……敵の正体に関しては引き続き保留になりそうですね。もう少し相手から情報を引き出せるといい
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