第24話
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れば毎回エヴリーヌの転移に頼っていたかもしれないな。」
「ん。その石碑のお蔭でエヴリーヌ、めんどくさい事をする必要がないしね。」
「まあ、それ以前に転移魔術ができるエヴリーヌさんの事を考えていない事を前提にしていると思いますし………」
そしてケビンの言葉にヨシュアは推測し、ヨシュアの推測をプリネ、リフィア、エヴリーヌ、ツーヤは頷いた。
「そう、そして同じ事がある重要な品についても言える。ケビン神父………君が持っているその”方石”だ。」
「あ………」
「その”方石”の正体は今の所定かではないが………少なくとも、彼女ゆかりの品である可能性は高いと思う。どうだろう、この読みは?」
「………いや、大したモンですわ。正直、この混沌とした状況でかなり情報が整理できた感じです。」
オリビエの推測を聞いたケビンは感心し
「シュリ姉様〜、もしかしてこれが”人は見かけによらない”というんですか〜?」
「サ、サリア!そんな失礼な事を言ったら駄目よ!」
「ふむ、しかしサリアの言う通りだとわらわも思うぞ?わらわも最初はこんな奴が仲間にいて大丈夫かと思っていたぐらいだしの。」
「あんたも、口を慎みなさいよ………相手は仮にも一国の皇子よ?」
サリアはある事をシュリに尋ね、尋ねられたシュリは慌て、サリアの言葉に同意していたレシェンテをマリーニャは溜息を吐きながら注意した。
「はは………しかしそうなると………ただ前に進む以外にも目的が一つ増えましたな。」
サリア達の会話を苦笑しながら聞いていたケビンはある事を言い
「『彼女』の力を取り戻して詳しい話を聞かせていただく……つまり、そういう事ですね?」
クローゼが続きを答えて、確認した。
「ええ、その通りですわ。多分そうでもしないと………あの”影の王”たちにはとても対抗できへんでしょう。」
「………確かに。」
そしてケビンの言葉にユリアは頷いた。
「そうかのう?わらわ達が本気を出せば、その”影の王”とやらも大した事ないと思うがの。」
「いや、あんたを基準とかどれだけ無茶な話よ………」
一方レシェンテは首を傾げ、レシェンテの言葉を聞いたマリーニャは呆れていた。
「フッ………それはそれでいいとして。もう一つだけ、確認したいことがあるんだ。」
「へ………まだあるんですか?」
「ああ………その”影の王”についてさ。単刀直入に聞くが………君、心当たりはないのかい?」
「…………っ……………」
「………どうしてオレに?」
オリビエの疑問の言葉を聞いたリースは辛そうな表情をし、ケビンは静かな笑みを浮かべて尋ねた。
「いやなに、話を聞いていると君にご執心のようだから
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