第24話
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だ。まずは受け入れたうえで対処して行くしかあるまい。」
「ああ、ミュラー。君は一つ勘違いをしているよ。すでにボクは、この状況を現実として受け入れているのだから。」
「………ならばどうしてそのようなしかめ面をする?」
オリビエの答えを聞いたミュラーは不思議そうな表情でオリビエを見つめて尋ねたが
「フッ、決まっているじゃないか。ヨシュア君、クローディア殿下、ティータ君、リフィア殿下、エヴリーヌ君、プリネ姫、リタ君、ツーヤ君、セラウィさん、エリザスレインさんにジョゼット君………そしてユリアさんと我が同士のアムドシアスに初対面のリース君達………いったい誰から、再会の抱擁とベーゼを交わそうと悩んでね。」
「…………………」
酔いしれっている様子で語るオリビエの答えを聞いて呆れた。
「あ、あはは………」
「ふふ、本当に相変わらずですね。」
(フム、相変わらずだな。)
オリビエの答えを聞いたティータとクローゼは苦笑し、またプリネの身体の中にいたアムドシアスは頷き
「ふふ、面白い人でしょ?ナベリウス。」
「ん………今まで話した………事の………ない人…………」
リタとナベリウスは仲良く会話をし
「全く……少しはマシになったと思ったのだがな。」
「………以前言ったよね?プリネやエヴリーヌにそんな事したら潰すって。」
リフィアは呆れて溜息を吐き、エヴリーヌは冷徹な視線でオリビエを睨み
「お、お姉様。抑えて下さい。この場の雰囲気をほぐすためにわざとあんな事を言っていると思いますし………」
「あ、あの………あたしは冗談に聞こえなかったんですが………」
プリネはエヴリーヌを諌め、ツーヤは冷や汗をかき
「え、えっと………私の全ては陛下に捧げているので、申し訳ないのですがそういうのはちょっと………」
オリビエの言葉を本気と受け取ったティナは戸惑いながらも優しい微笑みで断ろうとし
「なんなのね、この人!絶対、クレハ様に会わせちゃダメなの!」
「あ、あはは………」
ノイは憤り、ノイの言葉を聞いたナユタは苦笑し
「ねえヨシュア………ホントにこれが帝国の皇子殿下なわけ?」
ジョゼットは呆れた様子でヨシュアに尋ね
「はは、一応そうみたいだね。」
尋ねられたヨシュアは苦笑しながら答えた。そして仲間達の様子を気にせず、オリビエは飄々とした様子で話し始めた。
「とまあ………それは”半分”冗談として。話を聞いている限り事件の謎も少しずつではあるが明らかになっているようだ。その意味では、ボクも喜んで協力させてもらいたい所だが………」
「………その前に幾つか確認しておきたいことがある。そんなところか。」
「フッ、さすが
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