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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜神速の災難〜後篇
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えに立ち上がったが

「荒々しく顕れよ、異空の水よ!」

「キャアッ!?」

魔術の詠唱を終えたエリゼの魔術によって地面から発生した水柱によって天井へと打ち上げられると共に瞬時に凍りついた水柱に閉じ込められ

「そして優雅に砕けなさい!グランドフィナーレ!!」

「キャアアアアッ!?あ、ありえませんわ…………!」

そして氷柱が一斉に砕け散って地面に叩きつけられたデュバリィは地面に膝をついた!



「し、信じられません……!このような無様……アリアンロード様にどう申し開きをすれば……!というか”特務支援課”と戦うはずが何で”戦妃”達と戦う事になったのですか!?こんなの詐欺ですわ!」

「え、え〜と……」

「ア、アハハ……」

「詐欺とは言いがかりですね。エリゼさん達も特務支援課の協力者なんですから。」

「フフ、”鋼の聖女”対策に彼女達を連れて来て正解だったねぇ?お蔭で”鉄機隊”相手に楽に勝てたし。」

「もう、ワジ君ったら……」

デュバリィの叫びを聞いたロイドは困った表情をし、リーシャは苦笑し、ティオは口元に笑みを浮かべて答え、静かな笑みを浮かべるワジの言葉を聞いたエリィは呆れ

「しっかし、あのアリオスのオッサンと同じ”剣聖”のエリゼちゃんと”戦妃”のお姉さんに加えて”神格者”のロカお姉さんを相手にある程度は持ちこたえる事ができるとか、とんでもねぇお嬢さんだな……」

ランディは疲れた表情で呟いてデュバリィを見つめた。



「くっ……勝負は勝負。口惜しいですが、潔く道を開けましょう。」

そしてデュバリィは立ち上がって転移術を発動した。

「ま、待って……!貴女達は……いえ、ひょっとしてあの”鋼の聖女”は……!?」

するとその時エリィはデュバリィを呼び止めたが

「……………この上で待ち受けるは、武における究極にして至高―――己の魂と決意をどれだけ剣に込められるか……ゆめ、忘れるなかれですわ。」

デュバリィはエリィの問いかけに答えず、ロイド達に忠告して転移してその場から消えた。



「……エリィさん。先程のは一体?」

「彼女達の素性について何か気付いたのか?」

「……ううん、ちょっとあり得ない事を考えてしまっただけだなの。みんなを混乱させたくないからあえて言わない方がいいと思う。」

ティオとロイドに尋ねられたエリィは疲れた表情で答えた後複雑そうな表情をした。



「そうか……わかった。」

「ま、お嬢がそう言うんならその方がいいんだろう。しかし――――いよいよ”鋼の聖女”か。」

「リウイ陛下が討ち取ったあの”劫炎”と同じもう一人の”結社最強”の”蛇の使徒”ですね。」

表情を引き締めたランディの言葉に
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