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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第113話
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「――総員、作戦準備を開始してください!状況開始まで、所定の地点にカレイジャスを待機させます!」

「地上を警戒しつつ潜伏ポイントへ向かうぞ!」

「クロイツェン州方面への針路を確保―――巡洋艦カレイジャス、フルスロットルで発進する!」

「ごーごーごー!」

そしてカレイジャスはバリアハート方面へと向かい、作戦開始まで潜伏を開始した!



一方その頃、クロスベルの”結界”を解除する為にクロスベルの遺跡――――”星見の塔”を探索し、時折道を阻む”鉄機隊”との戦いに勝利しながら進んでいたロイド達は屋上の手前まで到着した。



〜クロスベル・星見の塔〜



「くっ、まさかここまで辿り着くとは……まったく二人とも何をしていたのかしら!」

声を聞いたロイド達が驚いて周囲を見回したその時、デュバリィが姿を現した!



「―――鉄機隊が隊士、”神速”のデュバリィです。アイネスとエンネアを退けたのは見事ですが……アリアンロード様の所にはこれ以上、一歩も近づけません!いざ―――尋常に勝負ですっ!」

デュバリィの様子にロイド達は冷や汗をかいた。

「えっと……」

「うーん、話が早くて済むのは助かると言えば助かるけど。」

「他の”結社”の連中とは色々な意味で違う娘ね〜。」

「カ、カーリアン様。本人に失礼ですよ。」

ロイドは答えに困り、ワジは疲れた表情をし、苦笑するカーリアンの言葉を聞いたエリゼは苦笑しながら指摘した。



「な、なんですの?その微妙そうな表情は!?」

「いえ、筆頭というのでどんな方かと思ったのですが……」

「意外と可愛らしいっつーか、微笑ましいっつーか。」

「フフ……あえて言うなら真っ直ぐな性格をしているわね。」

デュバリィの問いかけに対し、ティオは疲れた表情をし、ランディとロカは微笑ましそうにデュバリィを見つめた。



「可愛らしい!?何という屈辱……!って、げえっ!?な、ななななななな、何で貴女達が”特務支援課”と共にいるんですの!?”守護の剣聖”エリゼ・シュバルツァーに”戦妃”カーリアン!!」

「アハハ……カーリアンさんはともかく、エリゼさんも”結社”からも警戒されている存在のようですね。」

「さすがあのリフィアのお目付け役をしているだけはあるわね♪」

「恐縮です。」

エリゼとカーリアンに気付いて狼狽している様子のデュバリィを見たリーシャは苦笑し、カーリアンにウインクをされたエリゼは静かな表情で答えた。



「クッ……!例え貴女達がいても、絶対にここは通しませんわっ!!」

一方デュバリィは唇を噛みしめた後大型の人形兵器達を召喚した後闘気を全身に纏った!


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