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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第111話
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ス・アルバレアとエレボニア皇家の……それもセドリック皇子に継ぐ皇位継承権を持つアルフィン皇女がクロイツェン州全土の貴族達にクロイツェン州はメンフィルに降伏する宣言と同時にメンフィル帝国への降伏を命令すれば一定の効果はあるだろう。」

「それは………………―――陛下。もし降伏に応じない貴族達がいた場合はどうなさるおつもりですか……?」

リウイの話を聞いて複雑そうな表情で黙り込んだユーシスはリウイに尋ねた。

「―――その際は”賊”扱いして降伏に応じない貴族達に軍を差し向けて一人残らず”処刑”する。」

「そ、そんなっ!?」

「問答無用で処刑をするなんて間違っていると思うのですが!?」

そしてリウイの答えを聞いたセレーネは表情を青褪めさせ、サラ教官は厳しい表情で問いかけた。



「”我が国”の問題に何の権力も無い他国の者が口を出す”権利”があるとでも思っているのか?それに例え皇族といえど、我が国の問題に口を出せば内政干渉をしたとして抗議させてもらう。勿論メンフィルの貴族かつクロイツェン州の統括領主になる事が決定しているとは言え、シュバルツァー家の跡継ぎ兼クロイツェン州の統括領主になっておらず、それらの能力もまだ兼ね備えていないお前にも発言権はないぞ。―――リィン・シュバルツァー。」

「確かにリウイ陛下の仰る通り他国のただの士官学院の教官の私達では”メンフィル帝国の問題”に口を出す権利はありませんね……」

「……ッ……!」

「くっ………………」

「兄様………」

「当然メンフィル皇族の一員とは言え、ツーヤお姉様と違い、メンフィル帝国の何の役職にも就いていないわたくしの発言も意味がないものなのでしょうね……」

「………………」

しかしリウイの口から出た非情な答えとリウイの答えに複雑そうな表情で同意したトマス教官の言葉を聞いたサラ教官は唇を噛みしめ、悔しそうな表情で身体を震わせているリィンをエリスは心配そうな表情で見つめ、セレーネは悲しそうな表情をし、アルフィン皇女は辛そうな表情で黙り込んだ。

「……その……陛下……わたくし達の手によって拘束されたアルバレア公爵夫妻をプリネ姫達に引き渡した後、メンフィルに引き渡されたアルバレア公爵達はどうなるのですか……?」

そしてある事が気になったアルフィン皇女は辛そうな表情でリウイに尋ねた。



「引き渡されたその日に”処刑”する。―――なお、ケルディックの民達の前で”公開処刑”をする予定だ。」

「なっ!?」

「…………ッ………!」

「そ、そんな……僕達にユーシスの……クラスメイトの親を処刑する手伝いをしろって事じゃないですか……!」

「ユーシスさん…………」

リウイの話を聞いたリィンは厳しい表情で声
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