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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第111話
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「そーそー、ユーシスらしくないって。」

「仲間としてユーシスの気持ちは痛い程わかるつもりだ。だからこそ、オレたちならきっと力になれると思う。」

「うん、これからどう動くか……みんなでそれを考えるとしよう。」

「はい!今までの問題だってわたくし達全員で解決したのですから!」

「フフ、今度は私も一緒ですよ?」

「うん……私も出来る限り力になるわ。」

「……お前達……」

ミリアムやガイウス、ラウラやセレーネ、そしてエリスとゲルドの言葉を聞いたユーシスはミリアム達の心遣いに心の中で感謝しながらリィン達を見回し

「ああ、それでこそ君達だ。」

ジョルジュは口元に笑みを浮かべて頷いた。



「……とはいえ、今回の一件は帝国の内戦の状況とメンフィルとの外交問題に深く結びついているわ。関わるつもりなら、相応の覚悟が必要―――それはわかっているわね?」

するとその時サラ教官は真剣な表情でリィン達に問いかけた。

「もちろんです。……これまで、内戦やメンフィルとの外交問題自体への介入は極力控えていました。ですが、今回は完全に罪のない民間人が標的になってしまっている。さすがにこんな事を見過ごすわけにはいきません。」

「ん、そだね。」

「僕達も同じだよ。実習でも、潜伏していた時にオットー元締めを始めとしたケルディックの人達にはずいぶんとお世話になったし……」

「わたくしも皆さんと同じ意見です。皇族の名の下でなら四大名門であるアルバレア公の罪を問う事もできるはず……このカレイジャス共々どうか役立ててください。」

「ありがとうございます、殿下。」

アルフィン皇女の心遣いに感謝したリィンは仲間達を見回した。



「……そうと決まれば、手立てを考えてみましょう。ユーシスのお父様をこれ以上暴走させないためにも。」

「………………すまない。」

アリサの言葉を聞いたユーシスが謝罪をしたその時、何かの音が聞こえて来た。

「これって……導力通信のコール?」

「リンデ、どこからよ?」

「えっと、ちょっと待ってね。―――こ、これって……メンフィル帝国軍が所有する戦艦――――”モルテニア”からみたいです!」

「メンフィル帝国軍の戦艦―――それもメンフィル帝国軍の旗艦である”モルテニア”から……!?」

「まさかとは思うけどシグルーン中将閣下。貴女がカレイジャスの位置を教えたのですか?」

通信士を務めている士官学院生の報告を聞いたリィンは信じられない表情をし、ある事を察したアンゼリカは真剣な表情でシグルーンに視線を向けた。



「―――ええ。リウイ陛下よりアルフィン皇女に期間以内にメンフィル帝国軍がエレボニア帝国に再び戦争を仕掛け
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