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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第110話
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ヤとセレーネの義理のお母さんの……」

「あ……サフィナ元帥!」

サフィナの登場にフィーは目を丸くし、リィンは驚いた。



「げ、元帥閣下!?お疲れ様です!」

「も、申し訳ございません!我らが不甲斐ないばかりに閣下自らに足を運んで頂くとは………!」

一方メンフィル兵達は驚いた後サフィナに敬礼し

「お前達の責任でない事は理解しているから気にする必要はない。それで……エレボニア帝国の正規軍の方々がケルディックに何の御用ですか?ケルディックがこのような状況になった為、補給は御遠慮して頂きたいのですが。」

サフィナは厳しい表情でクレイグ中将を見回して尋ねた。



「そのような厚かましい事をするつもりは一切ございません!アルバレア公が雇った猟兵共によるケルディック焼討ちの件を知り、エレボニア帝国が貴国に対して犯した”罪”に対するせめてもの償いに町の復興に参上した所存でございます!どうか我らにケルディック復興の助力の許可をお願いします!」

「復興の際町に入る場合は我々は武装を貴国にお預け致します。どうか我々にエレボニア帝国の罪を償わせて下さい。」

「お願いします!」

クレイグ中将達はそれぞれ頭を深く下げた。

「貴方達の気持ちは良くわかりました。――――しかし、先程復興の為に他のメンフィル帝国領を守護している兵達が到着した所です。貴方達の手を借りる必要はない上、貴方達がケルディックの復興を手伝えば治安維持の支障にも出ますので双龍橋にお帰り下さい。これはケルディックの領主―――いえ、メンフィル帝国としての”命令”です!」

「そ、そんな……!?」

サフィナの口から出た非情な答えを聞いたリィンは辛そうな表情をし

「…………………承知しました。………………お騒がせをしてしまい、申し訳ございませんでした…………――――双龍橋に戻るぞナイトハルト、クレア大尉。」

「……ハッ。」

「……はい。サフィナ元帥閣下、このような状況になってもなお、私達の事も気遣って頂き、本当にありがとうございます………」

クレイグ中将達は肩を落とした様子でその場から去って行った。



「サフィナ元帥閣下!どうしてクレア大尉達の申し出を断ったのですか!?」

「アルバレア公が……エレボニア帝国がメンフィル帝国に対して犯した罪を自分達が償いたいというクレア大尉達の気持ちは本物なんですよ!?それなのにどうして……!」

クレイグ中将達が去り、サフィナが戻ろうとするとサフィナ達に近づいたリィンとアリサがそれぞれ真剣な表情で反論した。

「……彼らは領邦軍と違い、貴族連合の代わりに自分達がエレボニア帝国が犯したメンフィル帝国に対する罪を償おうとしている気持ちはわかっています。―――です
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