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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第109話
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「その……元締め。”大市”はどうなるのですか……?」

その時アリサが不安そうな表情で尋ねた。

「ありがたい事にも領主様達から猟兵達に滅茶苦茶にされた品々の損害金は勿論、破壊された店や建物、そして家の修繕費も全てメンフィル帝国が負担するとの申し出があったから、時間をどれだけかけてでも大市を……ケルディックを復活させるつもりじゃ。命を失った者がいなかっただけ、良しとするべきじゃろう。」

「そうですか……」

「ユミルの件同様犠牲者が出ていなかった事が不幸中の幸いでしたね……」

「さすが民には優しいメンフィルだね。」

オットーの話を聞いたリィンとエリスは安堵の表情をし、フィーは明るい表情をした。

「俺は絶対にアルバレア公を許さねえ……!エレボニア帝国領だった頃は重税で俺達を散々苦しめておいて、メンフィル帝国領である事を受け入れた俺達に対してこの仕打ちだ……!あんな奴、早くメンフィルに処刑されちまえばいいんだ!」

「……………………」

「ユーシス…………」

怒りに震えている様子の部下が叫んだ言葉を聞いたユーシスは辛そうな表情で肩を落とし、その様子をミリアムは心配そうな表情で見つめた。その後オットー達と別れたリィン達はプリネ達を探して見つけた。しかし領主であるプリネやレン、サフィナは勿論の事、ツーヤも自分達を囲む多くの兵士達や市民達からの報告や嘆願を熱心な様子で聞いた後次々と指示をしていた為、プリネ達に近づける雰囲気ではなかった。
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