第1章終節 離別のポストリュード 2024/04
死者の想い:絆と証
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《受け入れてくれた皆》と同じように強い輝きを秘めた瞳は、このデスゲームを終わらせてくれるという確信を感じさせてくれる。
きっと、触れることは許されないのだろうけれど、それでも私は二人に右手を伸ばした。
それに応えるように、二人も右手を同時に伸ばしては、きゅっと握る。
「あなたの意思は………俺たちが、たしかに引き継ぐよ。いつか必ずこのゲームをクリアして、みんなを解放してみせる」
「ええ、約束します。だから………見守っていてください、グリセルダさん」
ああ、本当に良い子達だ。
あの子達なら、このゲームを本当に終わらせてしまうかも知れない。
安堵と高揚の感情は半年振りの笑顔になって………
後ろ手に操作したModの発動を以て、二人との最初で最後の邂逅は幕を閉じた。
――――でも、まだ終わってなんかいない。
――――あともう一度だけ。
――――どうか、半年前の決着をつける勇気を………
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