暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜隻腕の大剣使い〜
第47話領主襲撃
[6/6]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話

黒い羽毛に身を包み、腕は翼となり、足は木に停まる事も出来るような形状・大きさに変化、目は赤くなり口はーーークチバシへと変化。今のミストの姿はーーー

大鴉(カラス)!!すっげえ!!」

巨大な大鴉(カラス)。それも、オレ達6人を乗せてもまだまだスペースが空くぐらいの大きさ。しかもすごく速い。これなら間に合うかもしれない。
そう思ってたら、目の前に風を固めてベールのように纏っているような塔がーーー否、大樹が見えた。この妖精の世界のどこからでも見える大きな樹、オレ達の最終目的ーーー《世界樹》。

「リーファ。領主会談の場所ってのはどの辺りなんだ?」

「そうね。え〜っと・・・北西のあの山の奥よ!」

「残り時間はどれくらいあるの!?」

「20分」

キリトがリーファに会談の場所がどこにあるかを聞き、リーファが大きな山を指差す。アリーが会談が始まるまでに残されている時間を聞いて、リーファが答えたのはーーー20分。

「ミスト!20分までに行けるか!?」

大鴉(カラス)になったミストーーー命名《大鴉(レイヴン)ミスト》のスピードが頼りだ。だから出来るだけコイツに距離を縮めて貰わないとーーー

【アホォォォォォ!!アホォォォォォ!!】

「『余裕だぜ!!任せてくれ!!』・・・だってよ」

「そうか。バカにしてたらどうしようかと思ったぜ」

確かにカラスだから『アホォォォォォ!!』って鳴くかもしんないけど、今この真剣な時に『アホォォォォォ!!』なんて言われたらマジでぶちギレてた。マジで落としてやろうかと思ってた。
それより、必ず戦闘になるだろうから少しでも脳を休めないとーーー

「みんなゴメン。さっきのですごい頭痛でさ・・・少し寝かせてくれ。仮眠程度で大丈夫だから」

「全くしょうがないな・・・無茶な《オーバーロード》使い方しやがって」

お前のせいだよキリト。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ