第47話領主襲撃
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黒い羽毛に身を包み、腕は翼となり、足は木に停まる事も出来るような形状・大きさに変化、目は赤くなり口はーーークチバシへと変化。今のミストの姿はーーー
「大鴉!!すっげえ!!」
巨大な大鴉。それも、オレ達6人を乗せてもまだまだスペースが空くぐらいの大きさ。しかもすごく速い。これなら間に合うかもしれない。
そう思ってたら、目の前に風を固めてベールのように纏っているような塔がーーー否、大樹が見えた。この妖精の世界のどこからでも見える大きな樹、オレ達の最終目的ーーー《世界樹》。
「リーファ。領主会談の場所ってのはどの辺りなんだ?」
「そうね。え〜っと・・・北西のあの山の奥よ!」
「残り時間はどれくらいあるの!?」
「20分」
キリトがリーファに会談の場所がどこにあるかを聞き、リーファが大きな山を指差す。アリーが会談が始まるまでに残されている時間を聞いて、リーファが答えたのはーーー20分。
「ミスト!20分までに行けるか!?」
大鴉になったミストーーー命名《大鴉ミスト》のスピードが頼りだ。だから出来るだけコイツに距離を縮めて貰わないとーーー
【アホォォォォォ!!アホォォォォォ!!】
「『余裕だぜ!!任せてくれ!!』・・・だってよ」
「そうか。バカにしてたらどうしようかと思ったぜ」
確かにカラスだから『アホォォォォォ!!』って鳴くかもしんないけど、今この真剣な時に『アホォォォォォ!!』なんて言われたらマジでぶちギレてた。マジで落としてやろうかと思ってた。
それより、必ず戦闘になるだろうから少しでも脳を休めないとーーー
「みんなゴメン。さっきのですごい頭痛でさ・・・少し寝かせてくれ。仮眠程度で大丈夫だから」
「全くしょうがないな・・・無茶な《オーバーロード》使い方しやがって」
お前のせいだよキリト。
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