天才少女の月旅行
淑女の決闘と現れる太陽の騎士
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もなく歩いていた
レオのサーヴァントはセイバーと言ったところか白い鎧を着たイケメンがレオの後ろに控えている
「レオナルド・ビスタリオ・ハーウェイ……いいのかしら?あなたの兄であるユリウスもこの聖杯戦争に参加していた気がするけど」
聖杯戦争の勝者は1人だけなのだ
身内を連れてきても最後には殺し合いになるだけ
「何の問題もありませんよ、兄さんは、僕が世界を統治する為の礎になります」
可愛げのない子供だ
「ところでそのサーヴァントは…」
「……ガウェインですか?ああ、僕としたことが失念していました、ガウェイン、挨拶を」
ガウェイン?太陽の騎士か…って真名ばらしてるじゃん!!
レオのサーヴァントが数歩前に出て
「従者のガウェインと申します、以後お見知りおきを」
……嘘を言っているような感じではないな
円卓の騎士ガウェイン 太陽の元では無敵の騎士だったか
月の聖杯戦争の仕様上常に無敵ってことだ
「では僕はこれで、どうか、悔いのない戦いを」
「なんというか、あのレオって人のサーヴァントがお姫様に色目を使っていた気がするんですよね」
「はい?」
マイルームに戻るとバーサーカーがそんなことを言ってきた
「騎士としての実力はまぁ、確かにあるみたいですけど人としてはかなりアレなサーヴァントですよあれ!」
人としてかなりアレなサーヴァントが何か言っているよ
「まぁ、それよりお姫様」
「何かな?」
「随分と遠坂凛のことが気に入っているみたいじゃないですか……あんな子がタイプですか……」
!?
急にバーサーカーが怖くなったぞ!
「タイプて遠坂凛は女の子じゃん、私も女OK?」
「No!」
「なんでさ!」
「お姫様は私のことだけ見てくれたらいいんですよ!!あんな小娘の手助けなんてしないで!!」
「別に借りを作っただけだよ」
「むぅ」
「それにあのアリアドネの糸にはウィルス仕掛けてるしね」
「うぃるす?」
「まぁ、所謂スパイウェアをね」
「なるほど!それで遠坂凛のサーヴァントを解析するんですね!」
「そう、わかってくれたみたいだねバーサーカー」
もちろんウィルスなんて嘘だ
遠坂凛を欺けるようなスパイウェアをあの短時間に仕込むなんて不可能だし
「はい!さすがお姫様です!」
うぐっ
少し心が痛くなった気がした
「さて、寝ようかな」
ベッドに昨日と同じコードキャストを仕掛けて寝ころぶ
「今晩もおあずけですか
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