天才少女の月旅行
淑女の決闘と現れる太陽の騎士
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ヴィア
引っかかったな
コインは地面に落ちた瞬間強烈な光を放射した
「クゥッ!?」
昔面白そうだと思って購入したコイン型閃光玉がここまで使えるとは
「勝負はもう始まってるんだよ!!コードキャストradiation_mgi」
魔力放出のような特性を持つコードキャストradiation_mgiによって加速したままルヴィアの腹を思いっきりパンチする
ルヴィアの体は綺麗に吹き飛んで行った
やれやれ、本気なんて出すもんじゃないね、殴るのに使った左腕が悲鳴を上げている
「さて、暗号鍵を回収して……うげっ」
のそのそと吹き飛ばされたルヴィアが立ち上がってくる
「やって…くれましたわね」
「うっわ、これは困ったなぁ」
ポケットの中にまた手をつっこむ
次はどうやって不意打ちしたものか
「今度はこっちのターンですわ!call_fortune(218)」
ルヴィアのコードキャストによって宝石が散らばる
宝石を触媒とする高威力コードキャストかな
「悪いけど私ってターン制のゲームでもずっと俺のターン!する系女子なんで!operation(future)」
即座に脳がルヴィアのコードキャストを解析して効果を調べ最適な回避方法を演算
次にその後のルヴィアの動きに対する攻撃策の回答を出す
「どっこいせ」
ポケットの中から大きな鉄の板を取り出し宝石による爆発から身を守る
「コードキャストradiation_mgi」
爆発に乗じて接近しているところだって予測済だ
魔力放出によって鉄の板をルヴィアの方へ吹き飛ばす
「あらよっと」
鉄の板をルヴィアが回避できることも予測済
本命はこっちだ
私はもう一度ポケットに手を突っ込み手斧を取り出す
ぎりぎり鉄の板を回避して私の居場所を確認しているところにその手斧を振り下ろす
「危ないマスター!!」
予測通りルヴィアを庇うランサー
「サーヴァントの介入は禁止、私の勝ちね」
ついでにランサーの姿を写真に収める
「……完敗ですわ」
「それじゃ、この暗号鍵はもらっていくよ」
さて、今日は帰ろうかな
「決戦日には…必ずリベンジをしてみせます」
「まぁ、がんばれば?」
別に今日の戦闘はマスター同士のお遊びだし
もしもルヴィアが予想通りのサーヴァントだとしたら
今のままではバーサーカー…いや、私は確実に敗北する
「さて、どうしたものかな」
わかっているさ
自力でなんとかするしかない
「まったくもう!無茶
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