北方作戦
第10話 北方作戦の前哨戦 T
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るのだ?」
座蒲郎「心配には及ばないよ。代理なら大和と矢矧に任せるし、いざという時には大淀も居るから問題無いよ」
長門「成る程、それなら心配は無用だな」
けれど第三艦隊の出撃は、秘書艦が不在になる事を意味している。そのことを長門から指摘されたけど、秘書艦については大和と矢矧に任せるつもりでいるし、大淀も居るから大した問題は無い。
座蒲郎「後言うとすれば、このくらいだ。
決して無茶をしたり深入りはするな、1人でも大破する危険に直面した場合は直ちに任務を中止して帰投するように。
分かった?」
「「「「はっ!」」」」
座蒲郎「よし。各艦隊、準備が整い次第直ちに出撃せよ!」
「「「「了解!」」」」
最後に注意事項を話し、出撃命令を出して解散させた。
ーーーーーーーーーーーーーーー
それから……
陸軍少将「それにしても、幾ら大人とはいえ、20代とは思えない程の立ち振る舞いですな。我が陸軍としても、実に参考になります」
座蒲郎「嫌々、自分は言いたい事を言ったに過ぎませんよ」
陸軍少将「それでも、陸軍としては感心に値するお方です。それ程の資質があれば、海軍元帥の座も夢ではありませんな」
座蒲郎「そんな大それた名誉は欲しくありませんよ。自分はこの世界の人々の為に働ければ、それで十分です」
陸軍少将「そうですか。確かに、それは自分も同感です」
さっきの振る舞い方を陸軍少将から賞賛されたけど、俺個人としては言いたい事を言ったに過ぎないし、本人が言う元帥などの位は要らない。
そこへ……
≪ガチャッ≫
大和「提督、言われた通り参りました」
矢矧「ご命令に預かり、秘書艦補佐に着任しました」
長門と陸奥の代わりの為に呼んだ大和と矢矧(改仕様)が執務室に入って来た。
座蒲郎「そんなに畏まらなくても良いぞ、矢矧もな」
矢矧「分かったわ」
けれどあまりに畏まってそうですぐさま直させる。
座蒲郎「それと矢h__」
≪バタンッ!≫
金剛「へーい、テートク!ティータイムの時間ネー??」
矢矧に頼み事をしようとした瞬間に金剛が入って来た。客人扱いの陸軍少将が居るのに失礼ではあるけど……
座蒲郎「あー、矢矧に頼んで連れて来てもらおうと思ってたのに丁度良かった。金剛、お客様に紅茶をご馳走してあげなさい」
金剛「了解ネー!今から準備するからチョット待つネー??」
現在時刻は10:00(ヒトマルマルマル)、金剛がティータイムと称して姿を現す時間帯だった。矢矧に頼んで連れて来てもらおうと思ったけど、自分から来るんだったら話が早い。金剛に紅茶を振る舞うよう告げて用意させる。
ーーーー
陸軍少将「それでは、
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