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遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
二十六話 ー悪魔再び、ですー
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ゃなかったわけ?」
「いや、私はエクシーズしか使えないなんて一言も言ってないですが? まぁ、そんなにエクシーズ使って欲しいんなら使いますよ? え?」
「……別に、やればいいじゃない」
ニヤニヤとしながら挑発を行なう冥のせいで真澄はより強い怒りの念を募らせる。優希という前例がいるため 別に自分以外が融合召喚を使おうと何も思わないが、こうも正面きって挑発されるとさすがに腹がたつ。もっともデスガイドにとってはこの程度、序の口なのだが。
「じゃあ、リクエストにお応えしましょう! 〈魔界発現世行きデスガイド〉を素敵に召☆喚! 」
〈魔界発現世行きデスガイド〉☆3
ATK1000
クルリとターンを踏みながら、己の分身とも言えるカードをプレートへと置く。
数秒も経たないうちに薄暗い伏魔殿内に一筋の明かりが射し込む。 ライトを点けた〈魔界発現世行きバス〉が魔物の口か、と恐怖を覚えさせる凶々しい意匠の門から中へと入り、冥の側へと停車する。 プシューと聞き馴染みのあるサウンドと共にバスのドアが開き、中から彼女によく似た紺色の制服に身を包んだ添乗員が現れた。
デュエルモンスターズの中でも上位の部類に入る、所謂"嫁カード"の登場とあって会場が今まで以上に沸き立った。 主に男共が。
デスガイドによって何が呼ばれるのか、期待を込めた視線を送る中、デスガイド続いてバスからは餓鬼を思わせる褐色肌の悪魔が現れ、男たちがガックリと肩を落とした。
「ビバ、ワタシ! デスガイドの効果を発動します。 デッキから星3悪魔族ーー〈彼岸の悪鬼 スカラマリオン〉を効果を無効にして特殊召喚!」
〈彼岸の悪鬼 スカラマリオン〉☆3
DEF2000
「レベル3が二体……!」
「レベル3二体でオーバレイ・ネットワークを構築、エクシーズ召喚! 七獄と七天を巡りし謳い手!ランク3〈彼岸の旅人 ダンテ〉!」
〈彼岸の旅人 ダンテ〉★3
ATK1000
二体のモンスターが光の渦へと呑み込まれていく。
光が爆発し、そこから現れたのは旅人のような装いの男性。 攻撃力が1000しかないが、真澄がそれを侮る事はない。
「〈ダンテ〉のORUを一つ取り除き、効果発動! デッキトップを3枚墓地に送り、エンドフェイズまで攻撃力を一枚につき500ポイントアップします!」
〈彼岸の旅人 ダンテ〉
ATK1000→2500
墓地に〈悪魔の偵察者〉、〈暗黒界の龍神 グラファ〉、〈暗黒界の魔神 レイン〉が墓地に送られるだけではなく、〈ダンテ〉の攻撃力が下級から一気に上級モンスターの基準値2400ーー所謂"帝ライン"を越えた。
「罠カード〈リバース・リユース〉発動! 墓地からリバースモンスター、〈メ
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