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遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
二十六話 ー悪魔再び、ですー
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き、カードの裏側からまたしても下卑た笑みが姿を見せた。
「〈メタモルポット〉発動! 互いのプレイヤーは手札を全て捨て、5枚ドロー! またしても手札のないプレイヤーに手札恵んであげるとか私やさ
死
(
し
)
ー!!」
大量に持った手札が全て墓地へと送られる。 それを合図に暗黒界とを繋ぐ門が地響きを立て、開き魔の軍勢が侵略を開始する。
「私は〈スノウ〉、〈レイン〉、〈シルバ〉の効果を発動! 〈シルバ〉を墓地より特殊召喚し、さらに手札二枚をデッキに戻してもらいましょう!
そして、〈レイン〉を特殊召喚! そして、〈レイン〉は自身の効果により特殊召喚された時、相手のモンスター、または魔法・罠カードを全て破壊出来ます。よって、魔法・罠全てを破壊する!」
手札を削られるだけでなく、セットカードもブラフごと粉砕される。 後はモンスターを残すのみとなったが、それを圧倒的な軍勢を前にすぐに蹂躙されることになるだろう。 このままでは、不味いと思い立ち真澄が駆け出す。
「そして、〈スノウ〉の効果によりデッキから〈暗黒界の門〉を手札に加えます。 おっと、そこ逃しませんよ!」
「くっ、邪魔よ!」
冥の指示に従い、彼女のモンスターが道を塞ぐ。 先にも後にも進めず、真澄は悔しげに拳を握る。
「そうそう、大人しくしてればいいんですよ。〈シルバ〉を手札に戻し、〈グラファ〉を特殊召喚! そして、レベル8の〈グラファ〉と〈ネフィリム〉でオーバレイ・ネットワークを構築!」
「えっ……!?」
どちらも強大な力を秘めたモンスターが光の渦へと呑まれていくのを見て、真澄は困惑の声を零した。 何かとてつもなく嫌な予感が決闘者としての本能が告げている。 しかし、依然として暗黒界の魔神レインが立ち塞がり、逃げ出すこともままならない。
「宇宙を貫く雄叫びよ、遥かなる時をさかのぼり銀河の源よりよみがえれ!顕現せよ、そして我を勝利へと導け!『
銀河眼の時空竜
(
ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン
)
』!!」
『銀河眼の時空竜』★8
ATK3000
銀河の竜が時空を超え、生誕の産声を上げる。バサリと翼を羽ばたかせると金色の粒子がキラキラと舞い散った。
雄々しいドラゴンの姿に観客たちの目が釘付けになる中、赤と青のラインに彩られた時空竜が黒々と渦巻く闇に沈んでいく。
「私は『銀河眼の時空竜』でオーバレイ・ネットワークを再構築! 時空を超える竜よ! 闇に身を委ね、その身を黒く染めろ!!!」
瘴気が漏れ出す渦から、黒い繭が姿を見せる。 表面に走った紅いラインがどくんどくんと血管のように脈打ち、繭が刻々とその姿を変えていく。 繭に一筋の割れ目が走り、黒く煌めく粒子とともにその身を
暗黒物質
(
ダークマター
)
へと変えたドラゴンが産
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