第2話
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の行動を把握できて最大限に連携できる可能性を秘めている機能よ。」
「オイオイ……もしそんな事が実現したら戦場の”革命”になるじゃねぇか。」
「ラインフォルトグループがエプスタイン財団と提携して独自の戦術オーブメントを開発している話は聞いた事はありますが、そのような戦術オーブメントを開発していたとは……」
ロイドの質問に答えたレンの話を聞いたランディとティオはそれぞれ驚いていた。
「とは言っても”欠陥”もあるけどね。」
「”欠陥”?」
「Ms.Lの話によると”ARCUS(アークス)”は”ENIGMA(エニグマ)”と違って、個人の適性差が激しいそうよ。」
「個人の適性差………それはもしかして人によっては使えないという事かしら?」
疲れた表情で答えたレンの説明を聞いてある事に気づいたエリィは不思議そうな表情で訊ねた。
「ええ。加えて”ARCUS(アークス)”専用のクオーツも使わないとダメな上そのクオーツも”ENIGMA(エニグマ)”と違って、”アーツ専用のクオーツ”を付けないと魔法が使えないから結構不便なのよ?」
「”アーツ専用のクオーツ”………と言う事は例えば”攻撃1”のクオーツを付けても”ファイアボルト”のアーツは使用できず、”ファイアボルト”を使用する為には”ファイアボルト専用のクオーツ”を付けなければいけないという事ですか?」
「大正解♪そして肝心の”戦術リンク”も二人以上いないと機能しないから、正直どんな人でも使える上どんなクオーツを付けてもアーツが使用でき、クオーツの組み合わせによって使用できるアーツが増加する”ENIGMA(エニグマ)”の方が便利よ。」
自分の話を聞いてある事を推測したティオの推測に笑顔で答えたレンは疲れた表情で説明を続けた。
「う、う〜ん……便利だか不便だか微妙な所だな……」
「そうよね……”ENIGMA(エニグマ)”は今までの戦術オーブメントと同じでクオーツの組み合わせによって使用できるアーツが増えるけど、”ARCUS(アークス)”はアーツ専用のクオーツを付けないとアーツが使えないものね……」
「しかも肝心の”戦術リンク”だったか?その機能も二人以上いないと使えないんだったら、意味ねぇんじゃねぇのか?」
レンの説明を聞いたロイドとエリィ、ランディはそれぞれ疲れた表情で呟いた。
「実は”戦術リンク”が使えない事がレンの悩みの種だったんだけど……そこでロイドお兄さん達に提案があるわ。」
「俺達に提案?一体何の提案なんだ?」
「うふふ、それは勿論レンの”ARCUS(アークス)”の実戦運用のお手伝いに決まっているじゃない♪」
「ええっ!?それってもしかして私達にもその”ARCUS(アークス)
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