第2話
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のよ。幸いレンは戦術オーブメントの適正も高いしね。」
「なるほど……その魔導杖は様々な大企業に伝手があるMs.L自身のオーダーによるものですから、知らなくて当然ですね。………と言う事はMs.Lはエプスタイン、ラインフォルト、ヴェルヌ、ZCFの技術を組み込んだその魔導杖を市場に出す予定があるのですか?」
「さあ?レンは”依頼”でこの魔導杖のテスト要員をしているだけだから、そこまではわからないわ。ちなみにレンが使っている”ENIGMA(エニグマ)”とは異なる戦術オーブメント―――”ARCUS(アークス)”の実戦運用もMs.Lの依頼の一つよ。」
ティオの質問に答えたレンはロイド達にロイド達が持っている戦術オーブメントとは異なる戦術オーブメント―――”ARCUS(アークス)”を見せた。
「あれ……俺達が持っている戦術オーブメントと何かが違うな……」
「なんだぁ?一個だけ他のクオーツとは明らかに違うクオーツがあるな……?」
「これはまさか…………”マスタークオーツ”ですか?」
レンが見せたアークスを見て何かに気づいたロイドとランディは眉を顰め、ティオは目を丸くしてレンに訊ねた。
「”マスタークオーツ”?それって何なのかしら?」
「―――”マスタークオーツ”。普通のクオーツとは異なり、身体能力の上昇に含めて様々な特殊な効果が付与されるクオーツで、他のクオーツとは異なりマスタークオーツは戦闘の経験によって”成長するクオーツ”で成長すれば成長に反映して身体能力の上昇率は当然として特殊効果も更に高まるというクオーツです。確かわたしが知る限りではまだ試験運用の段階なのですが………その”ARCUS(アークス)”という戦術オーブメントは何なのですか?財団ではそのような名称の戦術オーブメントは開発されていないのですが……」
エリィの質問に答えたティオは真剣な表情でレンを見つめた。
「”ARCUS(アークス)”は”ラインフォルトグループ”が独自に開発している戦術オーブメントだからエプスタイン財団出身のティオが知らないのも当然よ。」
「ええっ!?”ラインフォルトグループ”の!?」
「ラインフォルトっつったら、武器や兵器の最新メーカーとして知られているがまさか戦術オーブメントまで開発しているとは驚いたぜ……」
レンの説明を聞いたエリィは驚き、ランディは信じられない表情をした。
「うふふ、しかも”ARCUS(アークス)”は”ENIGMA(エニグマ)”と同等の機能に加えて”ENIGMA(エニグマ)”にはない機能―――”戦術リンク”という機能があるわ。」
「”戦術リンク”?何なんだそれは。」
「―――”戦術リンク”。戦術オーブメント同士をリンクで結ぶ事でどんな状況下でもお互い
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